2018年03月15日(木)

予防医学と呼ばれる〝アーユルヴェーダ〟

寒い冬も終わりをつげ、春一番も吹き、日に日に温かくなるのを感じるようになりましたね。
日本には四季があり、季節と共に様々な楽しみがあります。
よく、季節の変わり目は要注意と耳にしますが、それは体調を崩す人が多くなるからでしょう。
予防医学とも言われるアーユルヴェーダでは四季をどのようにとらえているかをお伝えします。
四季にはそれぞれのドーシャのエネルギーが強くなり移り替わっていくと考えます。
アーユルヴェーダでは、5元素の質により、ドーシャが分けられています。
この5元素、空・風・火・水・地はすべての構成要素と考えられています。
私たちの体だけではなく、一つの細胞から、大きな地球、そしてもっと大きな宇宙そのものまで、
この5元素で作られています。私たちはそういったことから、大きな宇宙と同じ要素を持つ、小宇宙なのだと考えられています。
小宇宙の私たちは、地球ともつながっているので、季節そのものの影響も大きく受けます。
ドーシャで学んだ要素を季節に当てはめることで、健康的な生活を紐解くことができます。
ドーシャとは「病素、過剰なもの」という考えから、季節によって何が過剰になるかを意識するだけでも、
アーユルヴェーダらしい、予防医学として生活の中に取り入れることが可能になります。
アーユルヴェーダでは、日本の四季(春・夏・秋・冬)ではなく、春・梅雨・夏初秋・秋冬と4つに分けます。
またその土地によって、あるいはその年の気候によっても変化があります。
当然のことながら、北海道と沖縄では気候が全く違います。
また、冷夏の年もあれば、温かい冬の年もあり、一概に型にはめることなく、その時その時に応じて、
今、何が一番過剰になっているのかを五感を働かせながら季節を感じて過ごすことが健康的なアーユルヴェーダ・ライフとなるでしょう。
次回はアーユルヴェーダで考える春の過ごし方についてお伝えします。
これからも一緒にアーユルヴェーダライフを楽しんでいきましょう。

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