2018年05月17日(木)

予防医学と呼ばれる〝アーユルヴェーダ〟

前回はアーユルヴェーダの季節感と春についてお伝えしてきましたが、アーユルヴェーダで考える四季は日本と違い、「春・夏・秋・冬」ではありません。
アーユルヴェーダでは、梅雨も一つの季節と考えます。もう、梅雨も間近に迫っているこの時期に梅雨の過ごし方をお伝えしていきましょう。
梅雨は全てのドーシャが乱れやすい季節です。春の穏やかさは消えて、湿気が増え、長雨が続きます。
気温が高くなる日もあれば、冷たい雨となり底冷えを感じる日もあるでしょう。
湿気と暑さ寒さで体も重く感じることがあるでしょう。梅雨は風、火、水のエネルギーのバランスが乱れやすいことから、どのドーシャも乱れやすくなる要注意の季節になります。
こんな時こそ、規則正しい生活を送ることが理想となります。
食事も腹八分とし、早寝早起きを心がけ、これから来る夏の季節に備える準備期間と心得ましょう。
自分のドーシャに意識を集中し、何が過剰になっているかを観察する目を養う良い季節かもしれません。
雨の日は屋内で静かに仕事に精を出したり、普段できなかった整理整頓をしてみたり、断捨離をするのも良いかもしれません。
貴重なお天気の日は窓を開け、風を入れて、よどんだ空気を入れ替えましょう。
お洗濯に追われる一日になるかもしれませんが、清潔な衣服は心も元気にしてくれます。
お肌は湿度によって潤いやすく、春のアレルギー症状などもおさまる時期でもあるので、美肌作りの季節として、お手入れに精を出すのも楽しく過ごす秘訣です。
この時期の食べ物は傷みやすいので特に作り置きはやめましょう。
アーユルヴェーダでも、新鮮な食べ物は体を元気にし、古い食べ物は病気の原因になると考えます。
また、消化力が弱くなる夏が迫っているので、胃腸の弱い方はこの時期から消化の重たいものは控えた方が良いでしょう。
アーユルヴェーダ的な知恵を用いて、梅雨を元気に乗り越えましょう♪ 
そして、これからも一緒にアーユルヴェーダライフを楽しんでいきましょう。

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