2018年06月21日(木)

予防医学と呼ばれる〝アーユルヴェーダ〟

もう間もなく梅雨明けて、厳しい暑さがそこまでやってきています。
アーユルヴェーダでは夏から初秋を一つの季節と考えます。
夏~初秋はピッタのエネルギーが強くなります。
太陽のエネルギーが満ちてきて、暑い日が続く夏はまさしく火の力が過剰になるピッタの季節到来です。
冬の間は恋しかった太陽も、夏の強い日差しの太陽になると人々のエネルギーを奪っていきます。
ピッタが過剰になる昼間は特に、外出を控え、なるべく屋内の涼しい場所で過ごしましょう。
また水分補給も忘れてはいけません。のどが渇いたと思う頃には脱水症状が進んでいるので、
のどが渇いていなくてもこまめな水分補給が必要です。
また、のどが渇いているからと、冷たい飲み物を取りすぎると胃腸を悪くしてしまいます。
ピッタの火のエネルギー「アグニ」は消化のエネルギーでもあります。ピッタのバランスが乱れることは消化器系疾患に陥りやすいので、
冷たいものの取りすぎ、脂っこい食事、刺激の強いスパイス類は避けましょう。
特に暑い夏に冷たいビールとスパイシーなおつまみは美味しく感じるかもしれませんが、
普段からピッタ体質の方はなるべく控えた方が良いでしょう。
特に飲酒はピッタのエネルギーを過剰にする傾向があるので、
なるべく深酒は控えましょう。夏場のスイカやトマト、キュウリなどは体の熱を下げる働きがあります。
この季節は苦味のあるゴーヤチャンプルなどは体にとっても良い料理になります。
夏に限らず、旬の野菜はアーユルヴェーダ的にとても体に良いものが多く、アーユルヴェーダの教えの中にも、
自分の土地が育ったものを食するのが良いとされています。
私たち日本人にとって、とかくアーユルヴェーダはインドやスリランカが盛んな国だからと言って普段食べなれていない食事をするよりも、
日本食のなかにでもアーユルヴェーダ的な知恵を取り入れることで、健康的な生活が送れるのです。
ピッタの火のエネルギーを沈静するため、夜の散歩はおススメです。
太陽と真逆のエネルギーを持つ月はアーユルヴェーダでは沈静する効果があるとされています。
また、火の力を活性させない為にも長湯はさけ、シャワーなどがおススメです。
これからも一緒にアーユルヴェーダライフを楽しんでいきましょう。

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