2019年05月16日(木)

ケア法、ハーブボール

前回は病気の要因を様々な角度からお伝えしてきました。日頃から、体のケアが大切なことを感じられたと思います。
今回は楽しくできるケア法、ハーブボール(キリ ピンタスヴェダ)をお伝えしましょう。
ハーブボールはアーユルヴェーダが盛んなタイでの呼び名です。インドではキリや、ピンダスヴェダ、ピンダと呼んでいます。
お釈迦様の主治医、「ジーワカ」が有名ですが、タイでのアーユルヴェーダはジーワカから伝わったとされています。
様々なハーブを布に包んで、ボール状に形成し、水で湿らせて、蒸し器などで温める、ご家庭でも手軽にできる温熱療法です。
腰、肩、背中、顔など、身体のどの部分にも使用でき、更年期障害や肩こり、腰痛などの筋肉の痛み、産前産後の身体を整えるなど、様々なケアが可能です。

 

キリ ハーブボールの作り方

 

材料:
乾燥ハーブ
生ハーブ100~ 150グラム
塩5グラム(使用するハーブの3%)
布35 センチの正方形、タコ糸適当な長さ

 

①ハーブを布の真ん中に置き、布の 四方を持ってボール状に形成する。
②タコ紐を縛って持ち手を作る。
③持ち手を濡らさないように、ハーブボールを水に浸けて、揉みながらゆっくりと湿らせる。余分な水分を絞る
④電子レンジや蒸し器、ホットキャビンに入れて温める。

 

数回使用可能です。
一度使ったハーブボールはジップロックに入れて、冷蔵庫に保管すれば1 週間ほどもちます。
ドライハーブは保管が容易ですが、生ハーブを使用するとカビが発生しやすいので早めに使用しましょう。

 

ハーブの効果

 

ヨモギ:女性ホルモンを整える、美肌効果

桑の葉:便秘や生活習慣病の改善

はとむぎ:むくみ改善、美肌効果

月見草:女性ホルモンを整える、抗アレルギー効果

スギナ:利尿作用 むくみ改善、美爪、美髪効果

ビワの葉:抗ガン作用、血液浄化

柿の葉:美肌効果、風邪予防

カンゾウ:消炎効果

生姜:血行促進、冷え改善

オレンジピール:ストレス改善

レモングラス:保温作用、生理、痛改善、冷え改善

ミント:抗アレルギー、リラックス

 

様々なハーブをご自身の体調に合わせてブレンドするのも楽しみの一つです。
ハーブボールは直接お顔や皮膚にポンポンとあてたり、ゆっくりと熱を感じるように押し当てて使用します。
また、服の上からでも使用できます。その際は、ハーブの色が洋服につかないようにタオルをかけて、その上から使用しましょう。
これからも一緒にアーユルヴェーダライフを楽しんでいきましょう。

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