2021年01月26日(火)

地球環境に優しいハラール的、健康美生活 第7話

「コロナ」一色だった2020年が終わり、2021年がスタートしました。今年は多くの人と出会い、共に笑い合える1年にしたいものです。とはいっても、まだまだワクチンの問題も先行き不透明である以上、当面は個々で対策していくしかないのが現状だと思います。

 

 コロナに限らず、冬の健康対策として欠かせないのが「防寒」・「湿度」対策です。この2つの対策のいずれにも有効なのがマスクです。粘膜を乾燥から守りつつ、寒さにも有効なマスクが定着したおかげで、2020年のインフルエンザの患者数は少なかったそうです。この傾向はまだまだ続くとみていいのではないでしょうか。

 

 マスク市場自体もこの1年でガラッと変わり、種類が豊富になりましたよね。このコラムを読まれている皆さんも、使い捨てのマスクだけでなく、おしゃれなマスクやアクセサリーとのコーディネートなど、用途に応じてファッションアイテムとしてマスクを楽しんでいる人は多いのではないでしょうか?そんな、ファッションと健康の両方に気を配っている皆さんにおすすめしたいのが「ヒジャブ」です。「ヒジャブ」と言われてもピンと来ないかもしれませんが、イスラム教徒の女性が頭や首に巻いているものと言えば、「あ!見たことある!」とおわかりになる方が多いと思います。

 

 イスラム教における「ヒジャブ」の役割は、イスラム教の聖典コーランの「美しい部分は人に見せぬように」という趣旨の教えから来ています。イスラム教徒の女性だけが身につけていると思われがちな「ヒジャブ」ですが、日本の蒸し暑い夏でも大丈夫なようにユニクロのエアリズムシリーズで売られているのってご存知でしたか?まだまだ馴染みが薄いようでいて、実は国内でも徐々に浸透しているんですよね。とはいえ、一般的には夏に身につけるにはハードルがまだまだ高いのも事実ですが、冬となると話は別です。頭と首を覆うのは寒さ対策にとって有効ですし、何よりも最近は「ヒジャブ」の種類も豊富になっていて、選ぶ楽しさが増しています。お揃いの柄でマスクとのコーディネートを楽しむも良し、巻き方を工夫して個性を強調するも良し、どんなふうに楽しむかは皆さん次第です。

 

 また、露出が多い服やボディラインが強い服で「美」を全面に出さないという考え方は、日本でも流行しているオーバーサイズファッションにも通じていると思います。おしゃれを楽しみつつも、慎ましやかに。

世間は昨年に引き続きコロナ一色で、なかなか気持ちが晴れないことも多いですがせめてファッションだけは明るく楽しみたいものですよね。引き続き感染対策もお忘れなく♪

 

 

 また、女性が「美」を全面に出さないという教えがあるように、聖典コーランには男性側にも「慎み深く目を下げるように(女性をじろじろ眺めない)」という趣旨の記述があります。2021年は、「美」を求めつつもひけらかさない女性と、「美」を追いかけたくても自分を律する男性によって、慎ましやかにコロナ対策に取り組んでみるのも良いのかもしれませんね♪

 

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