2022年05月09日(月)

地球環境に優しいハラール的、健康美生活 第22話

以前から耳にすることが多かったSDGs。

 

「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」のそれぞれの言葉の頭文字をとったものですが、その中でも「S:Sustainable(持続可能な)」は環境問題との関連性も相まって、特に高い関心を寄せられているように思います。

 

持続可能という言葉が意味するもの。それは地球環境のように一度壊してしまったら取り返しのつかないものを維持し続けるという意味から、ご自身の体のコンディションを良い状態のままに維持し続けるというように、大変広い意味合いで使われているように思います。それだけに言葉の解釈も、それについての取り組み方も多種多様であり、どれかひとつが正解というものではありません。

 

ところで、「クリーンビューティ」という言葉をご存じでしょうか。特に明確な定義というものがあるわけではないのですが、簡単に言うと「人と環境にやさしいコスメ」になるのだそうです。欧米発の言葉だそうですが、あらゆる業界がSDGsの達成を目指すなか、コスメ業界にとってのSDGsへのかじ取りを表している言葉として、トレンドワード急上昇中の言葉です。

 

そういう意味では、「ハラール認証」、「エコサート認証」、「ヴィーガン認証」など、コスメ業界においても様々な認証制度、認証団体がありますが、「人と環境にやさしい」という観点に適合しているものは、それぞれが「クリーンビューティ」の一部と考えていいのだと思います。

 

冒頭で、とても抽象的で解釈の仕方も幅広いとお話しした「サスティナブル」という言葉ですが、「クリーンビューティ」という考え方と合わせてみると、「環境に優しい取り組みで作られたものは、身体にも優しいものでもあり、それぞれが密接に結びついている」ことがわかります。

 

気を付けなくてはいけないのは、コスメの成分として安全であっても環境に優しくなければクリーンビューティとは言えませんし、環境に優しいからと言って全ての人に安全なコスメであるとは限らないということです。

 

大切なのは、地球環境に優しい成分で作られたコスメの中から、いかにご自身に合った大切なアイテムを見つけられるかだと思います。

 

「地球環境と皆さんの肌コンディションを結びつけるSustainableなブランド構築」。SDGsの目標達成期限である2030年。今から8年後に生き残っているコスメブランドは、このようなテーマを成し遂げた企業だけなのかもしれませんね。

 

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