巷では、脱コロナとしてマスク不要論やいつマスクをしなくてもいいとするかについて議論されています。一方で、コロナとは関係なく花粉症のため、マスクが手放せないという人も沢山います。
コロナの影響で、マスクは日常のアイテムになっていましたが、コロナ前からかなりの数の人が、花粉の時期にはマスクをしていたっけとあらためて思い出されました。
コロナ前であれば花粉の時期の終了と共に役目が終わるマスクでしたが、やはり世相的にマスクをすぐに手放すというわけにはいかないでしょう。しかもこれまでのコロナ事情と違い、マスクが手放せないながらも、たくさんの人が外出をして多くの人と接しています。その為、在宅と画面のお陰で手を抜いていたマスクとメイクの両立に今更ながらに頭を悩ませている人も多いのではないでしょうか。
そこで参考にしたいのが中東の女性のアイメイクです。普段から顔や髪を隠す関係で、アイメイクについてはただならぬこだわりを持っている人が多いです。中には「アイメイクなしで出かけるなんて、裸同然で出かけるのと同じだよ」という女性までいるくらいです。それだけに、アイメイクを自身のアイデンティティととらえている人も多く、真剣そのものです。
エジプト発祥と言われているベリーダンスで施されている目の周りを強調したメイクをアラビアンメイクというのも、アイメイクに心血を注いでいる中東の女性の秘めたる情熱を表しているような気すらしてきます。
一方で「口紅を付けるのは家にいて夫と二人の時だけ」という人に代表されるように、異性の前で基本的に素顔を見せる前提のない中東の女性と違い、職場の同僚や友人など、たとえ恋愛感情の伴わない異性だとしても行動を共にする機会も多いのが、私達の住んでいる日本です。
それだけに、マスクをはずすシチュエーションもしっかり想定しておかないと大変なことになりかねません。アイメイクのみに注力した結果、顔全体のバランスが崩れたりしたら目も当てられませんよね。
ちょっと前までは、スキー場で生まれた恋は春と共に終わるなんて言われていました。男性も女性もスキーウエアやサングラスで本来の姿よりも数段上に見えていたが故の末路という事なのかもしれませんが、それでもスキーシーズンの数か月はお互いにハッピーに過ごせたとも言えます。
ところが、アイメイク+マスクで盛り上がって、いざ次のステージ!とマスクを外した瞬間にゲームオーバーとなってしまっては数か月どころか数時間にも満たないハッピータイム・・・。これでは切なすぎますよね。マスクから唯一露出している目を際立たせるアイメイクは大事ですが、大切なのは全体のバランスだということをお忘れなく。