2020年11月05日(木)

健康美容業界のイベント再稼働 化粧品開発展2020大阪&ダイエット&ビューティーフェア2020開催される

コロナ禍のイベントとして有意義感をアピール

 

大阪初開催となって注目された化粧品開発展2020大阪

 

 

新型コロナウイルスの影響で前半のイベントが全て中止となり閉塞感が漂っていたが、9月に入り待望のイベントが開催され少しずつだが、活気が戻りつつある。

先陣を切ったのが9月9日(水)〜11日(金)にインテックス大阪で開催された化粧品開発展2020大阪。化粧品業界最大の展示会として、これまでは毎年1月に千葉・幕張メッセで開催されていたが、今年から大阪での開催が決定し、記念すべき初開催となった。人数制限(収容可能人数の50%もしくは最多5000人のいずれか少ない方)や感染対策を講じられた中、初日3,049人、2日目が2,721人、3日目が2,544人の3日間合計8、314人(主催者発表速報値)の来場者を集め無事に終了した。会場内には万一のため医療スタッフも控えてできる限りの対策をとっていた。

 

 

 

関東エリアはダイエット&ビューティーフェア2020で先陣きる

 

 

化粧品開発展2020大阪の翌週、9月15日(火)〜17日(木)の3日間ではダイエット&ビューティーフェア2020が東京ビッグサイト青海展示棟にて開催された。関東エリアでの美容・健康業界の展示会としては先陣を切る形での開催となった。大阪同様、入口はもちろん、会場内の所々に消毒液が設置され、マスクの着用が義務付けされており、入場制限の関係上、入場希望者は事前登録制となり、受付時の混雑緩和(密の回避)のほか、万一、感染者

が確認されたケースも想定し個別バーコードにより入場者追跡ができるなど、感染防止対策も徹底していた。

 来場者数は1日目が4,276人、2日目が4,292人、3日目が4,237人の3日間合計で12,805人(主催者発表)だった。

 

両展示会共に収容可能数ほぼ一杯の来場者数は、例年に比べて比較にならないほど少ないものの、「むしろコロナ禍の中で来場された方は、とても真剣に検討されている方が多く、例年よりも質の高い商談ができた」といった出展者も見られた。

 

イベント開催における緩和やGo Toキャンペーンといった政策も出てきた中、ようやく経済活動も少しずつ回復傾向に向けて動き出した。これからの時期は美容・健康業界にとってのイベントが続く。今後の新型コロナウイルスの感染状況が不透明ではあるものの、両展示会がコロナ禍においての運営のあり方の指標となったことは、業界にとって有意義なものであったのは間違いないだろう。

 

 

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