2021年12月13日、東京都が都の消費生活総合センターに寄せられた2021年度上半期(4~9月)の消費生活相談を公表した。健康食品に関する相談は前年同期比63.6%減の325件だった。一方で、化粧品は589件と対前年21.2%増となっている。さらに、高齢者に絞った化粧品の相談件数も同様に増えており、対前年49.7%増の226件だった。
化粧品の主な相談内容で特に多い項目は、シャンプーや乳液等の各種化粧品の定期購入に関するもの。一方で、健康食品の主な相談内容は、ダイエットサプリメント等のやはり定期購入に関するもの。双方とも「定期購入」が密接に関係していた。
また、東京都は同日に2021年度9月分の消費生活相談も発表し、そこでも健康食品の相談件数は前月から12件減り43件だった。相談件数は2カ月連続で減少している。