2019年04月26日(金)

機能性化粧品市場の拡大が高まる

 総合マーケティングビジネスの富士経済は、薬用成分など機能性への期待感から市場が拡大を続けている機能性化粧品に関する国内市場調査を実施、その結果がリリースされた。調査はスキンケア5機能、ベースメイク6機能、ボディケア5機能、ヘアケア5機能において何らかの機能を訴求するものを「機能性化粧品」と定義している。化粧品市場は、訪日外国人観光客の増加を背景にインバウンド需要を取込み、近年拡大している。これに伴い機能性化粧品市場も伸長を続け、2017年はポーラ、資生堂がシワ改善効果のある有効成分を配合したスペシャルケアを投入した。これにより中高年層だけでなく、美意識の高い若年層の開拓にもつながり、スキンケア市場が大幅に拡大し2兆円規模にまで成長。2018年以降もインバウンド需要のさらなる取込みやコーセーがシワ改善効果を訴求した商品を投入したことで薬用化粧品の効果への期待がさらに高まった。アンチエイジングや抗老化美白などの機能への需要増加を背景に、機能性化粧品市場の拡大が見込まれそうだ。

 

 

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