2019年11月11日(月)

1番にならなければ記憶に残らない。だから1番になれないことはやらない。

プロラボホールディングス 佐々木 広行 会長

美容業界の経営者に聞く

(株)プロラボホールディングス  代表取締役会長 佐々木 広行 氏

 

インナービューティ(内面美容)という訴求ワードが浸透しつつ

ある中、そのパイオニアでありリーディングカンパニーとして業界

を牽引する(株)プロラボホールディングス代表取締役会長の佐々

木広行氏。世界へ向けて前進中!

 

 

 

————— 美容業界への参入経緯をお聞かせ下さい。

佐々木 広告業界から転身し、エステティックサロン経営を経験した際に、切実に結果を求めて来られるお客様に対して、十分なサービスが提供できないと感じた事が出発点です。お客様が一時的に満足を得られたとしても、本来の目的である「美しくなるために」必要な事は、もっと内面美容を根本的に見直すことが重要であると強く感じました。そこで「インナービューティ・プロダクツ」を生み出すメーカーに徹するため商品開発に経営資源を集中させました。実際のサロン運営から得たものは、「結果を出せる商品」「安心・安全である商品」「エビデンス(科学的根拠)が確立された商品」そして、「女性が喜んで愛用して下さる様なクリエイティブな商品」という4つの命題です。このテーマのもと、こだわりの商品開発への奔走が始まりました。

————— 商品開発には相当なこだわりを持って望まれたと思いますが、ご苦労も多かったのでは?

佐々木 「酵素」についてはかなりしつこくこだわりました。酵素の有用性に強く惹かれて、それこそ全国の原料を見て回りました。原料元に何度も足を運び、その原料を使わせて頂ける様にお願いをして、やっとの思いで使わせて頂ける事になりました。立ち上げ時期は毎日が忙しく、休みなく動き回る日々ではありましたが、スタッフが一丸となって「ブランド」の確立という目的に向かい、熱く奔走してくれましたから、苦労と感じる事は全くありませんでしたね。

————— 現在も酵素という素材が貴社の主軸となっていますね。

佐々木 はい。弊社の基幹には「酵素栄養学」という考え方がありますので、植物などをはじめ、人に優しい自然由来の物に着目しながら、細胞レベルで元気になれるものの開発に努めています。弊社のお客様は非常に勉強熱心で美容のプロフェッショナルの方々ですから、常にこのお客様のニーズにお応えできる商品、また、知識を高められる講習会など教育制度も充実させています。

————— ブランディングや海外戦略にも注力していますね。

佐々木 弊社では大きくわけて4つのブランディング戦略があります。1つ目は「エステプロ・ラボ」ブランドのグランプロシリーズ、プロシリーズの主力商品を取扱うプロラボホールディングスで、国内のエステティックサロンや美容室、治療院などへの専売商品の販売を行っています。2つ目は水素吸入器「スイソニア」やラジオ波機器「フォースカッター」といった美容と健康を兼ね備えた機器の販売を主力事業とした(株)プロラボソリューション。特にフォースカッターは導入されるサロンも多くなりました。導入したことでサロンの売り上げが上がるなど、メリットを実感して頂いております。さらにリリースカッターや最近は1,500 を超える医療機関での実績を持つ治療器を、美容用にリニューアルしたサロン専用マシンGRÒTTI(グロッティー)の問い合わせが急増しています。グロッティーは1台で毛髪ケア、痩身、エイジングケアの3役を担う美容機器で再生医療レベルのケアをエステサロンで受けることを可能にした美容機器になります。弊社も今後の注力商品として営業展開を進めていきます。3つ目が中国やベトナム、香港などアジアへの商品販売を展開する(株)プロラボコンセプトです。ここ数年でアジア圏、特に中国は弊社の全体売上比率も高く重要な位置付けとなっています。特に直営サロンの銀座や有楽町マルイの店舗はインバウンドによる中国人観光客のお客様が急増いたしました。来年、東京オリンピックがありますから、今後はさらに強化していくじぎょうです。4つ目がIWA ACADEMYとのコラボレーション事業になります。アスリートの岩隈久志選手が野球界だけでなくスポーツ界全般の発展、前進、進歩のために取組むための場を作りたいとの思いで監修・開校したのが複合型スポーツ空間「IWA ACADEMY」です。弊社の商品を愛用して頂いているご縁と、弊社の商品開発ポリシーに共感して頂き、業務提携を結び弊社も商品開発・提供をさせ頂いています。

————— 最後に今後の展望をお聞かせ下さい。

佐々木 「1番になれないことはやらない。」という強い決意を持ってブランディングを行って来ています。私が考えるブランド作りとは「人の心に違いをつくる」ことです。例えば、日本で一番高い山は富士山と誰もがわかりますよね。でも2番目に高い山はわかる人は少ないです。私の調べでは正解率が14.3%です。日本で2番目に大きい湖の正解率が23.4%、お茶の生産量が第2位の都道府県の正解率は12.9%。つまり1番にならないと記憶に残りません。おかげさまでこれまでインナービューティのパイオニア、リーディングカンパニーだという自覚をもって経営してきました。これからもそのスタンスを変えることはありません。日本はもちろんのこと、世界でNo.1のインナービューティブランドを目指します!

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