2020年09月24日(木)

正しく「ドライアイ」を理解している人は1000人に1人

男女1000人に聞いた! コロナ禍における目の不調に関する実態調査

「気づいて!涙液トラブル啓発委員会」が発表

 

昨今のコロナ禍によってリモートワークを導入、デスクワークが増える状況もある中で、「目の疲れ、かすみ、不快感の原因に関して理解を深めていただき、ご自身の目のケアが必要だと考えるきっかけづくりとなるように」という啓蒙目的で「気づいて!涙液トラブル啓発委員会」がコロナ禍における目の不調に関する実態調査を実施した。

調査は全国の20~69歳一般男女(関連職業は除く) 合計1000名を対象に2020年6月23日(火)~6月25日(木)の3日間、同委員会メンバーのケイシン五反田アイクリニック院長 内野美樹 氏 監修のもと、インターネットによる方法で実施された。

 

コロナ禍におけるリモートワークが約3倍増で目の不快症状が増えていることが明らかに!

 

 昨今のコロナ禍によってリモートワークを導入、デスクワークが増える状況にある中で、新型コロナウィルス発生前と新型コロナウィルスによる緊急事態宣言発令中でのリモートワーク状況の実態を調査した。その結果、新型コロナウィルス発生前のリモートワーク実施状況は全体の7.3%だったのに対し、新型コロナウィルスによる緊急事態宣言発令中ではリモートワーク実施状況が全体の22.7%と約3倍に増えていることから、新型コロナウィルス発生前と比較するとリモートワークは増加傾向にあることがわかった。

 さらに、リモートワーク実施経験者にリモートワーク前と比較した体調の変化を尋ねると、1位が「首・肩のこり」で27%、次いで2位が「目の疲れ」25%、以下「ストレス」「目の乾き」17%と続く結果になった。また、「近くが見づらい」10%、「目の異物感」9%、遠くが見づらい7%など、リモートワーク実施により目の不快症状が増える結果となっている。

 

ドライアイを正しく理解していたのは1000人に1人

ドライアイが慢性疾患であると認識しているのは約3割弱

 

 

 リモートワークが増えた結果、目の不快症状を覚えてドライアイを疑う人も多いのではないか。そこで、ドライアイについて尋ねた結果、ドライアイの症状として最もよく知られているのは「目が乾くこと」で83%の回答となり、ドライアイは目が乾くことであると認識している人が多いことがわかった。

 一方で、「ドライアイは、涙の不安定になる病気である」と回答した人は33%、「ドライアイは、慢性疾患である」と回答した人は34%となっており、目が乾く以外の症状の認識や、そもそもドライアイが慢性疾患である認識はまだまだ低い傾向にあることがわかった。

 

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