2021年09月02日(木)

健康と美容を支える「素材」 数々のエビデンスで健康美容業界の基盤を築く

コロナ禍でも健康美容業界は堅調

 

 日本人の平均寿命は男女共に80歳を超え、日常生活も自力でできる「健康寿命」も73歳前後とまで言われる時代になった。政府の政策の一つとしても「健康寿命の延伸」が提唱されており、いかに健康寿命を伸ばして人生をできるだけ長く、健康で元気に過ごせるかがこれからの人生の課題とも言える。そういった背景の中、アンチエイジングが叫ばれ、これまでも数多くの素材や製品が開発され、世の中に上市されている。 

 ワクチン接種は進んでいるとは言え、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で今も日本経済全体は打撃を受けているが、では実際に健康美容業界はどの程度の打撃を受けたのか。

 川上に当たる健康食品や化粧品等の素材原料供給メーカーは軒並み大きな影響は無いようだ。理由として、「原料の場合、コロナ前の一昨年(2019年)から継続的に供給したものが流通に流れているケースが多く、新型コロナウイルスによる自粛期間においても、供給サイクルの関係で大きく減少することはなかった」(原料素材メーカー)という素材供給メーカーの販売特性が要因の一つとしてあげられる。また、「自らの免疫力を上げて新型コロナウイルスへの予防に努める消費者も増加したこともあり、サプリメントへの需要が増えたのではないか」(販売メーカー)といった声もある。

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