2022年10月06日(木)

「我慢の更年期」はもう終わりに! 更年期と寄り添いアクションする人ほど『幸年期』体質

グラフ1
グラフ2

更年期の向き合い方や行動実態調査で明らかに

〜 一般社団法人幸年期マチュアライフ協会と日本インフォメーション共同調査 〜

 

 一般社団法人幸年期マチュアライフ協会(今井麻恵・代表理事)と日本インフォメーション(斎藤啓太社長)はマチュア世代およびマチュア世代の「更年期不」に注目し、更年期の向き合い方や行動実態の把握による幸福度の違いを明らかにすることを目的に、共同調査を実施し、その結果を公表した。調査は2021年12月に30歳〜69際の男女2000名(男性800名、女性800名、更年期で通院経験のある女性400名)に対しインターネットによるアンケートで実施した。

 

 

更年期症状への対策として何らかのアクションを行うポジティブ思考で「幸年期」傾向

 

マチュア世代の今の幸福度を確認すると、「私を大切に思ってくれる人がいる」、「人に感謝することがたくさんある」、「人の喜ぶ顔を見るのが好き」、「家族との関係は良好であるという」、という利他的な意識や、「自分ができないことを他者や状況のせいにしない」、「自分の信念は変化しない」、といった失敗を気にせず自身への自負が高まることがわかった。特に男性は60代から、女性は50代から高まる傾向にあるようだ。
 更年期の自覚がある人では、更年期症状に対して通院や改善、緩和、予防行動を行っており、何らかのアクションをしている人ほど、物事をポジティブに捉える「幸年期」傾向が見られる。(グラフ1)

 

「これは更年期なのか!?」と思うことが男性も女性も既に30代から自覚

 

 現在の更年期の自覚については、男女ともに30代から「プレ更年期」の症状を自覚し始めている。「プレ更年期」から「すでに更年期に入っている」まで含める自覚では、男性は50代で最も多くの自覚があり、次いで60代。男性の場合は、更年期なのかどうかわからない、「更年期かもしれないという回答が6割と多数で、50代が3割ということから50代になると自覚し始めている。これは、男性と更年期との結びつき、更年期の症状という判断基準が低いと思われる。男性の場合、更年期の始まりも終わりも身体、心理、社会的要因に起因するため、人それぞれで、更年期という意識・自覚への距離が伺える。
 一方、女性の更年期の自覚は50代で65%、40代で49%が更年期を自覚しているが、「すでに更年期に入っている」という明確な自覚は、50代は4割と高いのに対して、40代ではまだ1割程度、40代、50代ともに「更年期かもしれない」は2割。(グラフ2)

 

更年期は大半が「我慢の更年期」。更年期を受容したくない「抗年期」層と自覚しない男性「控年期」層が存在

 

 更年期症状の悩み度合いについて、男性は30代~40代で4人に1人が、50代で5人に1人が「ひどい症状を我慢している」と回答し、女性は40~50代の4割が「症状はあるが我慢できる」と回答している。

一方、「症状があっても気にしない」という層が男性では・・・・・

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