2015.08.11(火)

はつこ先生の健康コラム~第13回~

はつこ先生の健康コラム

~ハーブのことをもっと知りたい!~

 

 

気や血のめぐりを良くする旬の食材で、充実した季節を過ごしましょう。

 

東洋医学では、秋は立秋(2015年は8月8日)から始まって、処暑、白露、秋分、寒露、 霜降を経て立冬(2015年は11月8日)までの3ヵ月をいいます。処暑(しょしょ)は暑さが 峠を越えて後退し始める頃とされ、今年は8月23日にあたります。暑さ寒さも彼岸まで、 とも言いますが、異常な暑さとなった今夏、「涼しくなってきましたね」と口にできる日が 待ち遠しく思えます。白露(はくろ)は大気が冷えてきて露ができ始める頃、寒露(かんろ) は露が冷気によって凍りそうになる頃、霜降(そうこう)は露が冷気によって霜となって 降り始める頃という意味です。中国最古医学書とされる『黄帝内経(こうていだいけい)』 の『素問(素問)』では、秋について次のように書かれています。「秋の3ヵ月は『容平』 という。天の気が急になり、地の気がはっきりしてくる。早寝早起きして、鶏と共に起きだす。 志を安らかにし、秋には自分の気持ちを寛大にする。神気を内に収めるようにして、 秋の気を安らかにする。志を外に向けず肺気を清らかにする。これは秋の気に応じて収を 養う道である。これに逆らうと、肺が損なわれ、冬に下痢性の病気になりやすい。すると、 冬の働きである蔵を受けることが少ない」『容平』とは、万物が成熟して容(かたち)が 平定することをいいます。気温の変化とともに陽気が下がりはじめ、涼から寒へと変わって 万物はその色を変えていきます。秋は早寝早起きを心がけて心を安らかに保つこと、 気を徐々に収めて、意思を外に向かって出しすぎないようにすることが、 冬を迎えるための準備である、ということです。9月は昼はまだ暑いですが、 夜は秋風で涼しくなってきます。夏の疲れが身体にまだ残っていると、体調を 崩しやすくなります。10月には過ごしやすい気候となり、実りの秋を迎えます。 食べ物が美味しく感じられる時期で、身体も冬に備えて栄養を蓄えようと活発になります。 秋は乾燥する季節なので、呼吸器系が影響を受けます。東洋医学では「肺」にあたり、 ここが弱まると水分代謝が悪くなり、免疫力も落ちて風邪をひきやすくなるので注意しましょう。 また夏の強い陽射しによる肌や髪のトラブルをしっかりケアしながら、充実した季節を過ごしましょう。

 

柿………肺を潤して、のどの渇きを鎮めます。
ぎんなん………肺のはたらきを助けます。咳や痰が出るときにおすすめです。
青梗菜………体内の過剰な熱を冷まし、心を落ち着けます。
梨………水分を多く含み、熱を下げます。のどの渇き、空咳、のどの痛みに有用です。
秋カツオ、秋サケ、サバ、サンマなど……気を補い、血液の循環を助けます。夏の疲れを癒し、
冬に備えるために摂りたい食材です。
辛味のあるもの(ねぎ、大根、かぶ、玉ねぎなど)……のはたらきを助けます。

 

気や血の巡りをよくする旬の食材を、美味しくいただきましょう。

 

【つづく】

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