2018.10.18(木)

「グナ」を知ることで 乱れたドーシャをサポートする

酷暑の夏から急に冷え込んだり、また蒸し暑さがぶり返したりと、体調管理がとても難しく感じる方も多いのではないでしょうか。
また、大型台風が何度も日本に襲来し、まさに風のエネルギーの「ヴァータ」が過剰になっています。
私たちの身体はヴァータが過剰になることで健康を害することが多くなるとアーユルヴェーダでは考えます。
このような時こそアーユルヴェーダならではの健康的に生きるための知恵を生かしていきましょう。
今までにも乱れたドーシャをアロマや味覚、時間帯を意識することで、ある程度のサポートができることをお伝えしてきました。
今回は「グナ」を知ることで乱れたドーシャをサポートすることができます。
食べ物や体質、トリートメントなどのあらゆるものに性質「グナ」と言うものがあります。
このグナ「グナ」は「性質」という意味になりますので、自分のドーシャのグナが分かると、過剰になったドーシャと反対の性質「グナ」を持ったものを用いることでドーシャをコントロールできると言う訳です。

 

グナは20 種類ありますが、ここでは簡単に6つのグナを紹介します。

 

「重性」、 「軽性」、 「油性」、 「乾性」、


「熱性」、 「冷性」 

 

漢字からイメージも掴みやすいでしょう。文字通り、重性は重たい性質、軽性は軽い性質、油性は粘着性のある性質、乾性は乾燥した性質、熱性は熱い性質、冷性は冷たい性質です。
これをドーシャに当てはめると、ヴァータは風と空の気質ですから、軽やかな軽性と乾燥しやすいところから「乾性」、そして、風がひゅーひゅー吹いているイメージからも冷たい「冷性」を持っています。
ピッタは火と水の気質ですが、ピッタは主に火をみていきます。火は重さを感じない為、「軽性」そして「乾性」もイメージするでしょう。
もちろん火ですから「熱性」も持っています。カパは水と地の気質ですから、重量感を感じると思いますので「重生」になり、水と地が混ざると粘性があり、「油性」を意味し、また水の冷たさから「冷性」を持っています。

 

ヴァータ「軽性」「乾性」「冷性」

 

ピッタ「軽性」「乾性」「熱性」

 

カパ「重性」「油性」「冷性」

 

今回はドーシャ別のグナを確認し、次回はその逆のグナの用い方をご紹介していきますので、楽しみにしていてください。
これからも一緒にアーユルヴェーダライフを楽しんでいきましょう。

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