これまで、ドーシャのバランスが崩れることで、様々な不調が現れることが分かってきたと思います。
ドーシャのバランスを整えるためにはアロマや味覚などからアプローチできます。
またそれ以外にも「グナ」(性質)でもバランスを整えることができます。
それぞれのドーシャのグナを知り、過剰になったドーシャを逆のグナを用いることでバランスを整えます。
ヴァータ「軽性」「乾性」「冷性」⇒逆のグナ「重性」「油性」「熱性」
ピッタ「軽性」「乾性」「熱性」⇒逆のグナ「重性」「油性」「冷性」
カパ「重性」「油性」「冷性」⇒逆のグナ「軽性」「乾性」「熱性」
それぞれのドーシャのグナと逆のグナを確認しましたね。
では、それぞれのグナについて細かく紹介していきます。
「重性」チーズ、ヨーグルト、小麦
「軽性」大麦、ほうれん草、コーン、りんご
「油性」乳製品、油、油性食品
「乾性」大麦、コーン、じゃがいも、豆類
「熱性」温かい飲食物、スパイス類
「冷性」冷たい飲食物、緑葉野菜、キュウリ
(参考文献・新版インドの生命科学アーユルヴェーダ)
ご自身のドーシャとグナを知り、以前にお伝えした味覚「ラサ」を合わせて使用することで、
ご自身にあった食事をとることができます。
ヴァータにお勧めの味覚(甘味、酸味、塩味)
ピッタにお勧めの味覚(甘味、渋味、苦味)
カパにお勧めの味覚(辛味、渋味、苦味)
ヴァータなら、ホットケーキやクリームシチューが良いですね。
ピッタなら、ヨーグルトや、揚げたポテトにサワークリームを添えると良いでしょう。
カパなら、ほうれん草とコーンのソテーや、生姜紅茶などお勧めです。
神経質になりすぎないように、食事を楽しむことも大切です。楽しい雰囲気で、新鮮な料理、腹八分の食事、昼食をメインにし、夜は控えめにする。
白湯を取り、消化を促す。お腹が空いてから食べる。出来ることから初めてみましょう。
これからも一緒にアーユルヴェーダライフを楽しんでいきましょう。