2019.03.21(木)

アーユルヴェーダライフ

 前回、アーユルヴェーダは予防医学として効果を発揮し、病気になる要因を教えてくれることをお伝えしました。そのなかで、ドーシャについて詳しくおつたえ
しました。


 今回はドーシャだけでなく、病気になる要因として、老廃物(マラ)が体にたまることもその一つと考えます。私たちの身体にはスロータスという管が沢山あります。わかりやすく言うと、血管やリンパ管、消化器官などの管のことをスロータスと言います。
 リンパ管という管の流れが悪いと、浮腫み、倦怠感、肥満などの症状が現れます。また、血管の中にコレステロールなどがたまり、管の中が細くなったり、また詰まったりすることで、高血圧、心筋梗塞、脳梗塞などの、重篤な病気を発症することもあります。
 アーユルヴェーダでは私たちの身体も自然の摂理と同じだと考えています。
 例えば、小川も流れ続けていると、水も澄んで、酸素も含み、魚も生き生きと泳いでいるでしょう。ところがゴミなどが川の流れを邪魔すると、よどんで悪臭を放ち、魚も住めなくなってしまいます。
 私たちの身体も全く同じで、スロータス(管)の中にマラ(老廃物)をためないようにして、スムーズな流れを作っていくことはとても健康に良いと考えられます。
 そういった意味でも、定期的にトリートメントを受けることはとても重要です。身体の変化をプロの目でいち早く発見してくれます。また、滞ったリンパを流してくれたり、血流も良くなることで、トリートメントを受けることが未病ケアにもつながります。病気の段階に進めば医師の診断を仰ぐことが大切ですが、病気にならない為にもトリートメントを生活の習慣にして頂きたいものです。
 また血液がサラサラになる食事や運動も心がけましょう。一日1 パックの納豆は血液をサラサラにしてくれます。玉ねぎなどもお勧めです。できるところから始め
てみましょう。
 これからも一緒にアーユルヴェーダライフを楽しんでいきましょう。

TOPに戻る