2020.05.25(月)

シロダーラ協会の実験

 前回に引き続き、シロダーラ協会の実験並びに、日本健康促進医学会第4 回での発表をお伝えしていきます。
 今回は実際に発表した内容を抄録集に収めて頂き、そこから引用しております。


「目的」
 インドの伝承医療の施術の一つ、シロダーラを容易にできる設備を用いて、シロダーラ本来の効果とうたわれる脳へのアプローチによるストレスの軽減や、瞑想の脳波θ波を発生させることができるかを確認する。


「方法」
 シロダーラ設備(一般社団法人日本シロダーラ協会制作)を用いて、39名の被験者にシロダーラを施術し、簡易脳波計(フューテックエレクトロニクス社製)で計測した。


「結果」
 簡易シロダーラの設備で、3名の施術者により、2か所での実験を行った結果、どのケースでもθ波を計測し、ストレスを軽減できている。
このことにより、簡易の設備においても、シロダーラの施術効果を導き出せることが期待できる。


「考察」
 近年、国の政策として、健康の為に50名以上の雇用のある会社ではストレスチェック制度を義務付け、個人のメンタルヘルスのリスクを軽減するように呼び掛けている。

今回の脳波測定で、伝承医療の施術シロダーラが簡易シロダーラの設備でストレスを軽減できたことから、ストレス社会と言われる現代に必要な施術の一つであると確信する。

今後も色々な角度で検証しシロダーラの効用を確認していきたい。


 上記は抄録集の引用となりますが、もう少し、具体的にお伝えすると、

39 名の被験者のうち、シロダーラの施術による脳波の変化で、リラックスしていたり、瞑想状態に近い脳波を36 名で確認することができました。
 39 名中、36 名という数値は非常に高く、シロダーラの有用性が証明されたといっても良いでしょう。
 36 名のうち、4 名が日常的にシロダーラを数回受けた経験のある方が含まれ、その4 名においては全員が良好な脳波を測定できました。
 そのことからも、シロダーラを継続して受けることによる効果も確認できました。


 最近ではリラックスすることで、免疫力を高める効果があるといわれています。
 その上で、シロダーラを日常的に体験していただくことで、リラックス効果と、免疫力UP にうまくご利用いただければと思います。

 


 健康維持は積み重ねです。シロダーラをうまく日常に取り入れ、アーユルヴェーダライフを楽しんでいきましょう。

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