春の陽気に誘われ、気分も明るくなる春がやってきました。
この時期は、冬に対応してきた身体がだんだんと夏に向けて対応できる身体へと準備していきます。
季節の変わり目のこの時期はバランスを崩す方が増えるじきでもあります。
前回は簡単に作れるキッチンサプリをお伝えしましたが、今回はご自身でできるセルフヘッドマッサージをお伝えします。
アーユルヴェーダは医学のルーツとして、長い歴史がありますが、その中でも東洋医学にも影響を及ぼした「ツボ」のことを「マルマ」と言い、身体には107個のマルマが存在すると考えています。
鍼灸でもよく扱うツボはピンポイントのような鍼を指す点のようなイメージですが、マルマは小さいものからこぶし大のものもあります。
また、全身にある107 個のマルマのうち、頭部に37 個も集中しているため、頭部のマッサージはとても効果的と言われています。
全身に点在するマルマのうち、19 個は急所でもあり、そのマルマへの強い刺激は死に至る場合もあるとされ、注意が必要です。
3 大マルマと呼ばれているもので、額にある「スタパニマルマ」はシロダーラでの優しい刺激はとても健康に良いのですが、激しい刺激は避けなければいけません。
また心臓部は「フリダヤマルマ」やへその「ナービマルマ」は、強い刺激を受けるとショック死する場合もあります。
それでは、マルマ「ツボ」を意識した頭皮マッサージをご紹介します。
①まずは額の生え際から、後頭部に向けて5 本の指の腹を出来度な圧をかけて滑らせます。
②頭頂部にあるツボ「百会」、マルマでは「アディバティ」を優しく押します。
③こめかみにあるツボ「太陽」マルマでは「シャンカ」を中指で圧をかけながら円を描きます。
④後頭部の首の付け根、ツボでは「風池」あたり、マルマでは「クリカティカ」を人差し指、中指、薬指の三指で優しくマッサージします。
全て行っても3 分ほどのマッサージです。
ちょっとした休憩時間やバスタイム、寝る前などに是非お試し下さい。
とてもスッキリした気分になります。
これからも、アーユルヴェーダライフを楽しんでいきましょう。