森林からそよぐ優しい風になぶられながら、聞く鳥の声。自然豊かな癒しの里は、人は生かされながら生きていることを思い出させてくれる。
山の恵み豊かな自然の中で生まれ、五感を通してモノの本質を感じる力を育み生命の循環の中から生まれる真の美しさと健康を追求。ヨーロッパシェアNo.1エステティックサロンにて店舗責任者を務め、2018年、2019年には2年連続でMVPを受賞した。世界五つ星ホテルスパセラピストとして活躍。その後、築200年の土蔵のリトリートサロンを2022年春にオープン。住所は非公開。
予約受付電話番号:050-3698-0386
HP : miharusuzuki.com
私たちを含め生き物すべてに備わっている、自分の力で病を治す力、それがホメオスタシス。忙しい現代を精一杯生きているうちに、いつしか忘れられてしまったホメオスタシスを思い出させてくれるのが、蔵のサロン「サンジューハチビューティークリエイション」。
築200年以上の蔵をリノベーションしたサロンは、今年の3月26日にオープンした。オーナー兼セラピストの鈴木美晴さんは、長年に渡って五つ星ホテルスパやヨーロッパシェアナンバー1のエステブランド店舗責任者活躍していた、ベテランセラピスト。
都心で着実なキャリアを積んでいた鈴木さん。里山で蔵サロンをはじめたきっかけを次のように語ってくれた。
「私が育った里山は、美しい四季に合わせ輝きを魅せる山々、静寂さの中に響き渡る鳥や虫たちの声。いつでも深呼吸がしたくなるような澄んだ空気と広い空、外灯のない夜は真っ暗になると煌く満点の星空が広がっています。
自然は私に、五感を通してたくさんのことを感じさせてくれ、いつでも大切なこと教えてくれました。
子供の頃、当たり前すぎて気付かなかった環境が、都心で仕事をするようになり、あらためてその素晴らしさをひしひしと感じたのです。
そして、山の恵み豊かな自然の中で五感を通してモノの本質を感じる力で、生命の循環の中から生まれる『真の美しさと健康』を追求したい。そして、皆様にもこの自然の恵みを享受して欲しいと考え、築200年の土蔵をリノベーションしてサロンをはじめることにしました。」
土蔵は鈴木さん自らがリノベーションをしたという。なんと竹を切るところから始めたというから驚きだ。
自然のエネルギーで五感を刺激。生命力の回復を実感。
蔵サロンは名古屋から車で1時間弱の場所にあるとは思えないほど、静寂に包まれていた。車から降りて、出迎えてくれた鈴木さんに促されるまま、深呼吸をしてみた。
森林の香りと風の匂いを思いきり吸い込むと、細胞のひとつひとつが喜んでいるように感じられる。
トリートメントの前に、庭でお茶を一服頂戴する。そして竹林の中で、鈴木さん考案のバンブースティックビューティーエクササイズで心を整えた後、オリジナルトリートメントへ。
フローイングタッチというオリジナルのオイルトリートメントで、全身を流して解す施術を受ける。この施術は身体の奥深いところに届いていながら圧や痛みは感じない。まるで蔵サロンのように、とても優しいトリートメントだ。
ボディの後は、絹の筆を使った温感マッサージと絹糸を使った産毛脱毛の絹美容®。仕上げのヘッドマッサージまで160分のトリートメントとなる。
こちらは女性限定の完全プライベートサロン。利便の良い場所ではないが、オープンからすでに50人以上が訪れているという。さらには、今現在2カ月先まで予約で埋まっている。
心身の健康と、生命の回復を感じさせてくれる里山の蔵サロン。ぜひ、再訪したい。