2023.01.31(火)

アーユルヴェーダと大文学ラーマーヤナのラーマ

前回はシヴァ神の妻、パールバティーの別の顔、ドゥルガーとカーリーについてご紹介しました。
 

今回は世界の大文学とも称される「ラーマーヤナ」に登場するラーマについてご紹介します。
 

「ラーマーヤナ」はヒンドゥー教の聖典で、インドの2大叙事詩、「マハーバーラタ」と並ぶ壮大な物語です。
 

英雄物語とも言われています。聖書に匹敵するほどの長文で、国王や妃、魔王、冒険、ヒーロー、恋愛とドラマティックな内容が盛りだくさんで、インドのみならず、世界中で愛されている物語です。
 

その物語の主人公ラーマはコーサラ国の王子として誕生。ラーマ王子はヴィシュヌ神の七番目の生まれ変わり、そして、ラーマの美しい妻シータ姫はラクシュミーの生まれ変わりとされています。
 

高潔で勇敢なラーマ王子は国民に大変愛されていました。仲睦まじい二人ですが、王位継承の争いで、ラーマ王子とシータ姫は国を追われます。
 

その際に、ラーマ王子を慕う国民が大勢、城に押し寄せたとされています。
 

ラーマ王子は弓の名手としても有名です。
 

そのため、弓を持った好青年として描かれることが多いです。
 

ラーマ王子とシータ姫の旅の途中、魔王がシータ姫の美しさに目を付けてさらっていきます。
 

ラーマ王子は家来ハヌマーンとともに、魔王と闘い、姫を救い出すのですが、さらわれた姫の貞節を信じることができず、最終的には別れてしまいます。
 

ラーマ王子の王位継承問題、戦いと冒険、愛と嫉妬が描かれた一大スペクタクルな物語は、世界中で翻訳され、また演劇や映画、絵画や彫刻などの美術作品にもなっています。
 

今回のお話しはいかがでしたでしょうか。
 

これからもアーユルヴェーダの古典書に書かれたおとぎ話のような神話をご紹介していきます。一緒にアーユルヴェーダを楽しんでいきましょう。
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