
あらかじめにお伝えしますが、スリランカは大好きな国で、仏教国で基本的に治安も落ち着いています。ですが、日本と違って、チップが必要な国です。
例えば、レストランもそうです。ガイドブックには、レストランのチップはいらないと書かれていましたが、実際には現地の方も良いレストランでは、チップを支払っていました。
また、トイレに入るときも入り口で支払ったり、トイレの中で、手を洗っていたら、お手拭きのペーパーを渡されて、チップを支払うといったように、チップで生計を立てている文化でもあるので、チップが悪いとかの問題ではなく、それが常識でもあります。
日本では、チップという文化がないので、どの場面で、どれくらいの相場でチップを用意すればよいか、少し戸惑ってしまいます。
今回は、荒木副学長とスリランカ空港に到着し、預けたスーツケースをターンテーブルで受け取ろうと待っていたところ、空港職員が、カートを持って、スーツケースをカートにのせるお手伝いをしてくれました。自分でできると言ったのですが、職員は、お手伝いすると言って聞きません。カートを受け取って、入国ゲートに向かおうとするとカートを放さず、チップを要求されました。
そして、手に、こっそり日本円を握りしめていて、このお札でイイよ!と言います。確かに、飛行機から降りたばかりで、まだ入国していないので、普通は両替所までたどり着いてもいません。日本人の方は、日本円しか持っていない状況です。
さすがにターンテーブルから、カートにスーツケースを乗せただけで、1000円札はぼったくりです!!!
ですが、私はスリランカは2回目です。スリランカのお金もすでに持っていました。なので、100ルピー札を渡しました。日本円にして約50円。彼は、苦笑いして受け取り、去っていきました。
この話を、現地のスリランカの知人に話したところ、とても残念がっていました。スリランカの恥だと言っていました。やはり、そういった要領の良い、ちょっとずるいことをする人もいるそうです。
日本人は親切だし、笑顔で手伝ってくれる人に、むげに接することもできないでしょう。しかも、荷物が人質で、チップを払わないと、荷物を渡してくれないなら、1000円札で払うしかないですよね。海外では、こういったことはあるあるです。
荒木副学長の反応が面白かったです。
「空港で仕事をするという誇りはないのか!!」
真面目で、誇りを持って仕事をしている彼女ならではの反応に、私はとても安心感を覚えました(^^)
これからも一緒にアーユルヴェーダライフを楽しんでいきましょう。