2025.04.30(水)

アーユルヴェーダとスリランカの関係について⑬

私の運営しているアーユルヴェーダヘルスケア学院のスリランカ海外研修についてレポートしています。
前回は手荷物で苦労したものの、無事スリランカに到着した模様をお伝えしました。
すったもんだの出国から、無事、深夜にスリランカに到着しました。
ありがたいことに、空港まで、現地スタッフさんがお迎えに来てくれていました。

 

到着したその夜は、深夜でもあり、飛行機の疲れもあって、ホテルに着いたらふらふらでした。
ホテルに着いたのが1時頃。
次の日のお迎えが8時なので、急いでシャワーを浴び、荷ほどきをしたら、もう2時過ぎ。
朝食は7時なので、あまり寝られないまま一日がスタートしました。
それでも、これから始まるスリランカ研修にみんな興奮気味で、アドレナリンが出て、目もパッチリ開いています♪
朝は私たちのホテルまで、バンが迎えに来てくれて、スリランカの超人気私立大学のKIU大学に到着!

 

すると、驚いたことに、沢山のスタッフさん達が、大学の入口で、花の首飾りを持って、待っていてくれました。
私たち一人一人に、花の首飾りをかけて頂き、そして校舎に入ると、日本とスリランカ国旗を持った、沢山の方たちが、旗を振りながら、まるで国賓をお迎えするような温かいお出迎えをしてくれました。

 

そして、大学の大きな会議室に通され、研修スタートの記念式典が開催されました。
国際会議でも開くような素晴らしいお部屋で、素晴らしいセレモニー、素晴らしいことばかりでみんな、泣けてくるほど感動しました。
日本語の通訳さん、日本語のパワーポイントなど、私たちのために、沢山の準備をしてくれていたのが伝わり、至れり尽くせりのセレモニーでした。

 

スリランカならではの美味しい紅茶とお菓子を頂いて、セレモニーが終了し、いよいよ、これからが授業スタートです。
アーユルヴェーダの本場、スリランカでアーユルヴェーダDrから直接学べることに、みんな興奮しながら、授業を受ける教室へ移動しました。

 

セレモニーをして頂いた、KIU大学の本部校から研修会場の、ITOUKYOUキャンパスに車で約1分の距離を移動します。
歩いても行けるのですが、日本と違って、交通マナーがあまり良くなく、安全に歩けないかもしれないと、大学側のご配慮で、車で送迎していただきました。そのキャンパスは、普段、鍼灸などの治療実習に良く使われる教室なので、施術のベッドなどがあります。実は、スリランカの中で、唯一「鍼灸」の授業を提供しているのも、このKIU大学なのです。ここで卒業した方たちが、スリランカで鍼灸師として活躍しているそうです。

 

いよいよ、キャンパスで授業が始まるのですが、授業の前には、まず、「ダンヴァンタリ神」にロウソクの火とお花をお供えして、皆さんで手を合わせて祈ることからスタートします。
ダンヴァンタリ神はアーユルヴェーダの神様で、治療の神様です。
日本では、「薬師如来」として信仰を集めています。
ダンヴァンタリ神は4つの手があり、一つの手には、アーユルヴェーダの聖典を持ち、もう一つの手にはアムリタの壺(不老長寿の薬の入った壺)を持ち、またもう一つの手にはラクタモークシャナ(汚血をヒルに吸ってもらう施術)のためのヒルを手に持っています。ダンヴァンタリ神の持つものは、その場所によっても変わると、以前アーユルヴェーダDrから学びました。朝一番は、ダンヴァンタリ神に祈りからスタートするアーユルヴェーダならではの授業です。

 

このダンヴァンタリ神は、大学のアーユルヴェーダDrが、昔インドでお迎えし、先生のご自宅で祀られていたものを、私たちの学びのために、大学までわざわざ運んで頂いたという、先生のお心にも感謝の気持ちでいっぱいになりました。
皆さん、これから始まる研修に緊張しながらも、まるで女子学生のように、瞳を輝かせてワクワクしながら先生のお話を聞いています♪
楽しい授業はまた次回お伝えいたします。

 

これからも一緒にアーユルヴェーダライフを楽しんでいきましょう。

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