2025.05.31(土)

アーユルヴェーダとスリランカの関係について⑭

私たちの学院、アーユルヴェーダヘルスケア学院で実施したスリランカでの海外研修の模様をお伝えしております。

 

私たちの学院でアーユルヴェーダを学んだ生徒さんたちが、アーユルヴェーダの盛んなスリランカで現地の文化に触れながら、超人気私立大学であるKIU大学にて、本場のアーユルヴェーダ医師から直接学ぶ研修です。いよいよ私たちが待ちに待ったアーユルヴェーダの「パンチャカルマ研修」がスタートしました。


パンチャカルマとは、数日かけてアーユルヴェーダ医師が患者さんの体調に合わせた治療を行う方法です。
私たちは医師ではありませんが、知識として現地のアーユルヴェーダ医師がどのように治療しているのかを学び、体験していきます。
中には医師でなくてもできる施術もあるので、皆さん興味津々です。

 

初日だけあって、KIU大学もそうそうたるメンバーでスタンバイしてくださっています。
パンチャカルマの教科書は、もともと英語表記だったものを、わざわざ今回、私たちのためにすべて日本語に訳してくださいました。
授業を担当してくれるアーユルヴェーダ医師たちは、コロンボ大学を卒業し博士課程を修了した優秀な先生たちばかりです。授業は先生が英語で行い、通訳さんが日本語に訳してくれます。通訳さんもとても日本語が上手で、教科書にある日本人でも読めないような漢字をちゃんと読んで訳してくれます。
これだけのスタッフを用意するのは大変なことではと思いますが、KIU大学のジャガット理事長は「どこにでもあるアーユルヴェーダの研修にしたくない!ここでしか学べないクオリティーを提供したい」と熱く語ってくださいました。
大学側も私たちの訪問をとても歓迎してくれて、大きなイベントのような扱いで、これから私の学院とKIU大学の関係をより深めるべくお出迎えしてくれています。

 

授業は2部構成で、座学は教科書を使って先生が丁寧に解説し、実習の時間もあります。学んで触れてができる素晴らしい授業です。1日目はパンチャカルマの前処置や後処置で使用するおかゆ作り。実際にハーブを擦りつぶし、煮込んで、最後は一緒に食べます。優しいお味で、「これは元気が出そう!」と皆さん喜んで食べていました。

 

そしてダーリストの参加者がテンションの上がったシロダーラ実習♪
シロダーラが大好きなメンバーなので、実習になると皆さん目の色が変わります!!
シロダーラはアーユルヴェーダの中でも大切なトリートメントの一つで、脳のケアになり、睡眠やストレス、さまざまな身体のアンバランスを整えるため、病気の予防に非常に効果的な施術です。私はこれまでにたくさんのアーユルヴェーダ医師や海外でシロダーラを学んできたので、いろいろな医師がさまざまなお話をされるのを聞いています。
全ての先生が同じことを言うわけではなく、ベースは同じなのですが、ところどころ違う考えもあるようです。

今回はスリランカ医師によるシロダーラの講義、とても興味深いものでした。
また、医師たちも「日本ではどのようにシロダーラをしているのか?」と逆に興味津々で聞いてこられました。
シロダーラの理論を教わり、実習に入りました。シロダーラ専用ベッドの周りに集まって先生のお話を熱心に聞き、シロダーラ用のオイルを温めて額に垂らしていきます。
とても気持ちよさそうでした。

 

本場のシロダーラを学んで、改めてシロダーラの施術の魅力を知りました。
そのうえで、ダーリストの皆様が自分たちの技術がいかに素晴らしく効果的なのか理解されたようです。
アーユルヴェーダヘルスケア学院(一社)日本シロダーラ協会のシロダーラは、日本的な施術にすることでお客様の快適さを保っていることを再認識したようでした。
本場だからこそ学べることがたくさんあり、分からないこともすぐに先生に聞けて、とても恵まれた環境で授業がスタートしました♪

 

次回もお楽しみに。これからも一緒にアーユルヴェーダライフを楽しんでいきましょう。

 

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