2017.01.09(月)

ウエルシア薬局共栄会の新年互礼会 ~2017年春 シンガポール出店へ!~

ウエルシア薬局 池野隆光代表取締役会長
イオントップバリュ 柴田英二代表取締役社長
鏡割り

 

 ウエルシア薬局の関係企業で作られる共栄会の新年互礼会が2017年1月6日に東京都品川区のグランドプリンスホテル新高輪で行われた。

 開会の先立ち、共栄会名誉会長でウエルシア薬局の池野隆光代表取締役会長は「新聞に7が着く年はいろいろとあると書かれていましたが、1957年には主婦の店ダイエーが舩場にオープン、1987年には超ロングセラー商品のスーパードライとアタックが発売、1997年にはグリーンクロスとコアという会社が合併になりました。当時は1500店舗になるとは想像もつきませんでした。そして、その10年後の2007年にはイオンがダイエーを統合しました。小売りは大きく変わっていきます。ウエルシアは皆様のおかげで順調に伸びてきましたが、この先10年も順調に伸びるのかはわかりません。今後も伸びていくためには店舗1つ1つが何でもある店から専門性のある店に変わっていかなければなりません。株主さんにも従業員にもいい会社でいたいと思います。地域にもっと必要なお店になっていければと思います。そして、今年の春には再度、シンガポールにおいて海外挑戦を行います」との挨拶、続いて水野秀晴代表取締役社長は「業績は11日に発表しますが予算には若干ショートです。しかし既存店は頑張っており、24時間店舗は1月末時点で79店舗、24時間調剤受付の店舗は8店舗になります。当初の100店舗には届いておりませんが、ウエルカフェは69店舗で稼働率は60%ですが自治体とも連携して地域への貢献、医療への貢献を考えております」との挨拶がそれぞれあった。

 また、来賓挨拶ではイオントップバリュの柴田英二代表取締役社長がスライドを使ってイオングループの方向性を紹介、イオングループが今後商品の取り組みとして4つのキーワードを「ヘルス&ウエルネス」「こだわりライフスタイル」「インターナショナル」「ローカル」としたうえで、「それを下支えするイオンの取り組みがオープンイノベーションになります。商品の開発、売り場編成においてもオープンな体制を取り、皆さまがお持ちの知見を集結して、この4つの取り組みを実現していきたいと考えております。特にヘルスアンドウエルネスに関してはイオンのすべての取り組みの中での最重点課題となります。ヒトの肉体的・精神的な健康を維持するためのヘルスメディケーションと、その人間が生活する社会・地球が健康な状態でいる事への2つの取り組みがい大きな柱になります。2020年には10兆円になると言われているこの市場の10%をウエルシアさんはじめグループで確保、1兆円の売り上げをこのヘルス&ウエルネスで実現していきたいと考えております。今話題のフレイルへの取り組みは重点課題で、女子栄養大学と共同で開発したお弁当は1品で10億円の売り上げになりました。お弁当は短サイクルの商品ですのでどんなに爆発的に売れても1品3~5億なのですが、このような新しいコンセプトの商品は受ける可能性があると思います。そして専門知識をお持ちの方々の指導をいただきながら商品を開発していくことが成功のポイントとなると考えます。昨年末にオープンしました南麻布のピカールはパリを中心とした冷凍食品専門店で売り場はたった23坪ですが、初日350万円、現在も150万円/日の売り上げを続けております。またフランスのオーガニック専門店ビオ・セボンのJVでの日本の展開も始めました。非常に好調です。おいしさと安全を担保できる本物の冷凍食品を求めるお客様、地球や家族のことを考え1.5倍の値段でもオーガニックの商品を買うお客様もいらっしゃる。そうしたライフスタイルに合わせた売り場が必要です。毎日、来場される1000万人のお客様の声を皆様にオープンにして、皆様と一緒に商品を作る会社に進化してまいりたいと思います」と抱負を述べた。

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