2017.03.17(金)

先進国の経済成長は高付加価値化によってもたらされる!                  ~第17回ジャパンドラッグストアショー懇親会~

第17回ジャパンドラッグストアショー実行委員長  株式会社龍生堂本店 関口周吉代表取締役社長
元農林水産大臣 林芳正衆議院議員
株式会社コーセー 小林一俊代表取締役社長

 

 第17回ジャパンドラッグストアショー実行委員長で株式会社龍生堂本店関口周吉代表取締役社長は冒頭の挨拶で「まだ実数は確定しておりませんが初日の来場者数は昨年を大きく超えるという事で出展者、関係者の皆様に感謝申し上げます。ドラッグストアに求められていることはセルフメディケーションの推進、街の健康ハブステーションの機能確立であり、これを確立していくことが次世代のドラッグストアと確信しております」と述べた。

 

 続いて日本チェーンドラッグストア協会会長でクスリのアオキ青木桂生会長は「一昨日の日経新聞にドラッグストア業界は百貨店業界を抜いたとの記事が出ていました。ドラッグストアは今からの高齢化社会に応えていける産業であると確信した次第です。OTC医薬品の約90%を販売させていただいている我々には大きな責任があります。65歳以上が人口の1/3以上になってくる時代にドラッグストアは健康の入り口になってくると思います。社会に喜ばれる組織をどう作っていくのかをもう一度原点に返って考えなければいけないと思っております」と語った。

 

 来賓挨拶ではヘルスケア懇話会会長で元農林水産大臣・衆議院議員の林芳正氏は「2兆円産業で始まった第一回が始まったジャパンドラッグストアショーが6兆5千億円(業界規模)という数字は感慨深いものがあります。消費者とフェイストーフェイスで接してその情報がメーカーさんにフィードバックされてあったらいいなというものが並んでいる現状がこの成長につながっているのだと思います。セルフメディケーション税制の印が付いた商品や機能性表示食品が根付いたことが大変うれしく、セルフケアがますます伸びて国民の健康に貢献できる事を願います」と挨拶、続いてヘルスケア懇話会事務局長で衆議院議員の秋元司氏は「健康を軸に、極力病気にならない体づくりに向けて気づきをどう意識づけるか、そのためにドラッグストアで常に健康状態を知るという一歩進んだ時代と日本独自のセルフケアを作り必要があると思います」と挨拶した。

 

 また、厚生労働省医政局の大西友弘経済課長は「初めてこのショーに参加させていただきましたが参加されている皆さんの楽しい顔が印象的でした。人口減少だから経済が成長しないというのは間違いで先進国の経済成長は高付加価値化によってもたらされます。情報通信の技術が進む中で新しい技術を取り込みながら国民の健康・介護に貢献できるのがドラッグストアの強みではないかと思います」と述べ、その後、出展者を代表して株式会社コーセー小林一俊代表取締役社長が乾杯の音頭を取り懇親会は華やかに幕を開けた。

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