2020.03.31(火)

白髪染めデビューは30歳代が最多 『美容師アンケート調査で明らかに』

 ビューティーエクスペリエンス(本社東京都、福井 敏浩 社長)は、全国の美容師ネットワークから得たトレンド情報を発信する「bexトレンドラボ」にて、美容師を対象にした白髪染めに関する調査を実施し、その調査結果を発表した。
  調査は2019年11月1日〜12月31日に美容師127名を対象にインターネットによる方法で行った。

 

白髪染めデビューは30代から

白髪の悩みは女性の髪の悩みの中でも上位に上がるトピックス。美しくありたいと願う女性はいつの時代もこの悩みと向き合ってきたのではないだろうか。一昔前までは、白髪染めでは出せる色みが限られるなど、ファッションカラーに比べ「劣っている」というイメージがあったが、技術が進歩している昨今では、白髪染めでもカラー展開が豊富になり、ダメージの少ない薬剤も登場している。しかし、今もなお白髪は女性にとって大きな、そして繊細な悩み。誰に相談したら良いかも悩みどころだ。白髪が気になってきた時、「いつから白髪を染めるか」気になる人も多いと思うが、質問1では「どのくらいの世代のお客様から白髪染めを使い始めるのか」を尋ねた結果、もっとも多い回答は30代後半で全体の35%を占めた。次に40代前半で32%、30代前半で19%、40代後半で11%と続き、30代が全体の約半数以上を占める結果になっている。

 

白髪染めをするかどうかのポイントは分け目

次に、白髪染めを使い始める白髪の状態について質問したところ、「お客様からの要望があったとき」、「分け目や髪の表面など目立つ箇所全体に生えている状態」が同率24%と最も多い回答となった。白髪は女性にとって大きな悩みであり、センシティブな問題。お客様から白髪の話題に触れられなければ、あえて自分から提案はしないという美容師さんが多いようだ。 他人からはなかなか指摘しづらい話題であるため、定期的に自分の白髪の状態をチェックすると共に、「どの程度気になっているのか」ということを自分から素直に相談できる美容師さんを見つけておくことが大切の様子が伺える。美容師に髪の状態をチェックしてもらい、ファッションカラーでカバーできるのか、白髪染めを使った方が良いのかを、プロの目線で判断してもらうのが良いようだ。

 

美容師が選んだ「グレイヘア」が素敵だと思う男性有名人は吉川晃司さん

 白髪を目立たなくする人がいる一方で、最近ではあえて白髪を活かす「グレイヘア」も人気を集めているようだ。ハイライトなどのデザインカラーを取り入れたり、明るめにカラーリングしたりすることで、白髪も楽しむことができるようだ。ハイライトを重ねるというアイデアは多くの美容師が取り入れている方法のひとつ。では、日々センスを磨いている美容師が思う「グレイヘアが素敵だと思う男性有名人」は誰なのか?  第1位にはミュージシャン、俳優として活躍している「吉川 晃司さん」が輝いた。短髪のシルバーカラーのヘアスタイルは、もはや彼のトレードマークとなっている。第2位は俳優の「舘 ひろしさん」。第3位は元プロ野球選手の「イチローさん」という結果となっている。その他にも俳優・歌手として活躍している「岩城 滉一さん」やプロサッカー選手の「三浦 知良さん」らが名を連ねた。ドラマや映画のみならず、音楽業界やスポーツ界など、さまざまな世界でマルチに活躍している有名人がランクイン。結果を見ると、どの方も大人らしく紳士的なイメージで、グレイヘアに憧れるというのも納得か。グレイヘアを楽しむ有名人が増えているのを見ると、今後、選択できるヘアスタイルの幅もさらに広がっていくように思われる。

TOPに戻る