2020.03.31(火)

「睡眠への不満」は93.8%、不満の原因は「ストレス」~快眠のポイントは寝具環境の改善~

    ブランド・ジャパン2019(日本最大のブランド価値評価調査)のコンシューマー市場(BtoC)編でTOP 734位にランクインした株式会社フジ医療器(本社:大阪府大阪市、大槻利幸社長)が、20歳以上の全国の男女5,571名を対象にした「第7回 睡眠に関する調査」を実施し、その結果がまとまった。調査は、睡眠と健康をテーマに、睡眠に与える影響やその原因、より良い眠りのための工夫など睡眠に関する実態を把握するために2011年から実施しており、今年の調査で7回目となる。

   調査は2019年12月5日(木)~2019年12月11日(水)に実施され全国の20歳以上の男女5,571名(男性 2,767名、女性 2,804名、年齢は20-29歳:391名、30-39歳:1,026名、40-49歳:1,302名、50-59歳:1,375名、60-69歳:1,006名、70歳以上:471名に対し、同社メルマガ会員にWeb 上でのアンケートを実施して行われた。

(1)睡眠への不満がある人は8% 

~第1回調査から毎回の調査で9割以上の人が睡眠に不満~

「睡眠に関して不満に感じることはありますか?」と質問をしたところ、93.8%が「不満がある」と回答しており、前回の調査結果(2019年2月発表)の93.7%から、0.1ポイント増加している。なお第1回(2011年)の調査から今回の調査まで、睡眠に不満を持っている人の割合は毎回90%を超えている。

 

(2) 睡眠に不満を感じる人のうち、4人に1人が「寝ても疲れがとれない」

「睡眠に関して最も不満に感じることは何ですか?」を聞いたところ、回答の多かった順から「寝ても疲れがとれない」(19.0%)、「何度か目が覚める」(14.1%)、「朝すっきりと起きられない」(11.2%)、「なかなか寝付けない」(10.9%)、「眠りが浅い」(9.7%)という結果となっている。特に女性の回答として目立ったのは、「寝ても疲れが取れない」、「朝すっきりと起きられない」という回答。

 

(3)睡眠の不満の原因TOP 3は「ストレス」、「加齢」、「手足の冷え」。ストレスは7回全てで第1位

睡眠に不満があると回答した人に、「睡眠に不満がある原因は何だと思いますか?(複数選択可)」を質問したところ、回答の多かった順から「ストレス」(43.6%)、「加齢」(31.7%)、「手足の冷え」(21.4%)、「原因不明、わからない」(16.3%)、「枕」(15.3%)という結果になっている。「ストレス」は、第1回調査から毎回1位となっている。「加齢」は、前回までの調査で「その他」の中での自由回答が多かったため、今回の調査から選択肢として設けたところ、60代、70代以上で半数を超える回答数があった。性別で見ると、不満の原因に対して女性は「ストレス」「手足の冷え」と回答する人が多く、その他の回答として「育児の疲れ」も見受けられた。男性においては「加齢」によるものと回答した人が多い傾向のようだ。

 

(4)睡眠時間の実態!理想の睡眠時間は8時間に対し、平日の平均睡眠時間は6時間

回答者全員に平日の平均睡眠時間を聞いたところ、最も回答数が多かったのは「6時間」(36.3%)で、6時間以下の短い睡眠時間を取っている人は6割近くを占めている。一方、休日の平均睡眠時間で最も多かったのは「7時間」(32.7%)。休日においては、睡眠時間が6時間以下の人は3割にとどまり、平日に比べて睡眠時間が確保できていることがわかった。さらに、理想の睡眠時間については、半分以上の人が「8時間」(52.3%)と回答している。

 

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