2021.01.26(火)

2020年は広告・表示に対する苦情は倍増! ~JARO~

 日本広告審査機構(JARO)は2020年上半期に受け付けた広告・表示に関する相談件数が過去最多だった前年同期比30%増の7969件となり、相加ペースが加速して推移していると公表した。意見を含む「苦情」が6147件とおよそ8割を占め、デジタルコンテンツや健康食品に関する苦情は前年同期比で倍増している。特に健康食品に関しては「広告のような効果が得られない」「定期購入が分かりにくい」といった苦情が寄せられている。

 

 前年からの増加が目立つのは「表示」に関する苦情であり、約53%の増加で3740件。新型コロナウイルス感染拡大の影響で外出自粛が広がった3月、4月ごろから増加した。内訳は、健康食品が284件(前年同期102件)、医薬部外品147件(前年同期26件)、化粧品106件(前年同期42件)で、特にこの3商品分野の増加が特に目立っている。

 

 また、インターネットでの定期購入を巡る苦情は147件(前年同期127件)となり、増加傾向が続いている。過半数を占めたのが健康食品で84件(前年同期76件)、医薬部外品が27件(前年同期12件)。

 

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