2022.01.19(水)

2021年度中に機能性表示食品・トクホの店頭POP表示実証試験へ! 日本チェーンドラッグストア協会

「ドラッグストア業界研究レポート報告会」会場風景

 一般社団法人日本チェーンドラッグストア協会(JACDS)は2021年11月12日、「ドラッグストア業界研究レポート報告会」を都市センターホテルで開催、同時にWEB配信も行った。

 この中で、JACDSの田中浩幸事務総長は、今後の重点活動の1つとして「食と健康」へのアプローチ、予防支援機能の強化や必須エビデンスを踏まえた売場環境づくりを目指すとした。また、具体的な施策として、機能性を訴求する保健機能食品の販売環境整備を強化するために、その前段階として2022年2月~3月にかけて店頭における保健機能食品のPOP等の表示に関する実証試験を行うことを公表した。

 JACDSでは2020年6月にやはり消費者庁や厚生労働省と協議の上「健康食品の販売方法、情報提供等に関する自主基準」を公表し、その後各地の保健所と調整をとりながら実証試験をトライしたが、機能性食品全体が対象になっていたこともあり保健所の統一的な理解が得難く難航していた。

そこで、今回は対象を保健機能食品に絞り、消費者庁とも入念に再度協議を重ねながら実証試験実施にこぎつけた。日程や表示内容などの詳細は現在最終調整に入っており、12月~1月には公表される見込みだ。

なお、参加店舗はJACDS加盟の大手ドラッグストア数十店舗が予定されている。また、今回の実証試験の対象は機能性表示食品と特定保健用食品(トクホ)に限定し、栄養機能食品は含まれない模様(JACDS関係者)だ。

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