2015.01.06(火)

2015年の戦略製品ラインナップ

<資料>※同社調べ
[図1]※出典:Food Chemistry誌より

2015年の戦略製品ラインナップ−−−ラティーナ

 

南米原産薬用植物の専門商社ラティーナ(本社東京都大田区、電話03-3738-5017)が現在、その普及・展開に力を入れているのが「マキベリー」。 圧倒的なポリフェノール含有量を誇るチリ原産の果実だ。また、同社では2015年の戦略製品として、オメガ3脂肪酸を豊富に含む「チアシード」をピックアップし、 拡販体制を強化していく考えだ。マキベリーならびにチアシードの魅力や機能性などについてレポートする。

 

「マキベリー」に生活習慣病対策の価値
抗酸化成分の量と質でアサイーに続く存在へ

マキベリーの最大の魅力となるのが、抗酸化成分であるポリフェノールの含有量。左の資料にあるように、 2番目に多いエルダーベリーの3・75倍、3番目に多かったアサイーベリーよりも5・4倍というポリフェノール含有量を誇っている。 また、同社調べによると、ブルーベリーとの比較では14倍という数値を確認しているという。しかも、マキベリーには、p─クマル酸、 フェラル酸、カテキン、エピカテキンなど複数のポリフェノールが含まれているのみならず、同じく抗酸化成分であるアントシアニンの なかでも特に活性の高い「デルフィニジン類」の含有量が多いことも特徴になっている。 抗酸化成分の含有量と種類の多さから期待できるマキベリーの機能性を調べてみると、、「抗糖尿病・抗ガン」「抗肥満・メタボ」 「抗炎症」「抗アレルギー」「抗ウイルス・抗菌」をはじめ、「血流改善」「DNA損傷抑制」「アイケア」など多機能性を発揮できるとのこと。 これらの機能性のなかで、現在の日本の健康事情を考慮し注目したいエビデンスデータが上の図1に示した「抗糖尿病作用」ならびに 「LDL酸化抑制作用」に関する結果になる。これは、肥満マウスを用いた抗糖尿病作用に関する試験では、「water」「Positive control」を 対照群として「maqui(マキ由来アントシアニン)」ならびにマキベリーに多く含有する「D3S5G(デルフィニジン)」を比較検討したもの。結果、 高血糖値の低下作用を確認している。また、同じく生活習慣病対策に関連する、「LDL酸化抑制作用」についてのデータもある。 「maqui(マキベリー)」と「ストロベリー」「ブラックベリー」を比較検討した結果、「硫酸銅誘発の酸化によって起こるLDL酸化の抑制が、 抗酸化性の高いポリフェノール高含有のフラクションに顕著に見られる」との見解を得ており、この他にも心血管保護作用や不整脈の抑制および 血圧安定作用などを示唆するデータが揃っているとのことだ。同社では、こうした高い抗酸化力をベースに発揮する多機能性をアピールすることで、 すでに認知を得ているアサイーに続く「南米原産植物」の価値を訴求していく考えだ。

 

米国のセレブたちも注目
「チアシード」ブレークの兆し
豊富なオメガ3脂肪酸含有量を誇り

 

■チアシードの主な機能性
○栄養補給作用
○必須脂肪酸による調整作用(生活習慣病の予防)
○整腸作用
○抗炎症作用
○集中力向上
○ダイエット

同社は南米原産薬用植物の専門商社として、先にあげたマキベリーのほかマカやキャッツクローといった機能性素材を日本に広めてきたパイオニア企業であるが、 2015年の戦略製品として位置づけているのが「チアシード」。チアシードとはマヤ、アステカなどの先住民族が常食していたといわれるゴマ粒状の食材。 世界でも注目されているオメガ3脂肪酸を豊富に含むことが知られている。しかも、食物繊維も豊富なグルテンフリーで、胃のなかで水分を含むと10倍に膨れることから、 ダイエット食品素材としての価値が知られている。栄養価の高さや理想的なダイエット食材であることから、米国のセレブのあいだで人気を博しており、 「2015年にブレークするのでは?」と期待されている機能性素材でもある。 しかし同社ではすでに7年前からチアシードの価値と可能性を踏まえて日本市場で展開してきた実績があり、国内における「チアシード」ブームの火付け役を担う考えだ。 同社がチアシードを改めて戦略製品として位置づける理由のひとつが、オメガ3脂肪酸の含有量の多さ。必須脂肪酸のなかでもオメガ3脂肪酸は生活習慣病をはじめとする 疾病予防に役立つものとして期待されている。特に日本人の死因でガンに次いで多い心疾患の予防に対する機能性が期待されているものだ。 さらにオメガ3脂肪酸には喘息、リウマチなどの炎症疾患、精神異常や注意欠陥障害などの神経疾患に対する予防効果があるとされており、 厚生労働省でも1日2g以上の摂取を推奨しているほどだ。このオメガ3脂肪酸を豊富に含むばかりではなく、現代人に足りないとされている食物繊維や 必須アミノ酸の補給などの特徴をあわせて、現代人の健康・美容の実現に貢献できる機能性素材として、同社ではチアシードを捉えている。

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