2015.02.17(火)

120周年契機に関係さらに強化へ

「FOODEX JPAN」
2015年3月3日∼6日まで幕張メッセ(千葉)にて開催
ブラジルパビリオンに50超える企業参加へ 「FOODEX JAPAN/国際食品・飲料展」は、アジア最大級の食品・飲料専門展示会。 1976年より毎年開催しており、2015年で40回目を迎え、出展者・来場者双方のビジネス拡大の絶好の場として、 毎回関係各位から高い評価を得ている。78の国と地域から参加してくるこの展示会は"食"にかかわる最新情報の提供と、 より良いサービスの提供を通じて、 食品業界の更なる発展に貢献していくことが目的となる。 ブラジル大使館ではこのFOODEXにも大変力を入れており、2015年もブラジルパピリオンには50を超えるブラジル企業が参加してくる。

ブラジル&日本-外交関係樹立 120周年記念特別号

 

機能性素材の宝庫「ブラジル」との絆
120周年契機に関係さらに強化へ

 

ブラジルと日本は1895年(明治28年)11月5日、「日伯修好通商航海条約」 調印により外交関係を樹立し、本年(2015年)外交関係樹立120周年を迎えた。本号では、 「ブラジル&日本外交関係樹立120周年特別号」として、機能性素材を含めたブラジルの魅力をレポートする。

 

2014年8月の日ブラジル首脳会談で安倍総理とルセーフ大統領は、120周年を契機に両国関係を更に強化・深化するため、 記念行事を実施することを確認した。日本とブラジルの長きにわたる伝統的な友好関係は、両国民の間の交流と絆によって力強く支えられている。 2015年はお互いの理解を一層深める年として、経済、文化、芸術など様々な分野で、 日本とブラジルの交流が更に促進され活発化することが期待されている。ブラジルと日本の関係で見てみると、 1895年の外交関係樹立以来、日本とブラジルは良好な友好的な関係を築き続けており、国連安保理改革(G4)等、 国際場裏における協力関係を推進している。経済協力についても、農業、インフラ整備など、様々な分野において進められてきており、 ウジミナス製鉄所やアマゾン・アルミプロジェクトなど、息の長い、国家的プロジェクトをいくつも行ってきた。 中でも「日伯セラード農業開発プログラム」では、ブラジル中西部地帯に広がる、“不毛の地” と呼ばれるセラード(Cerrado)を、 世界的穀倉地帯へと変身させることに成功し、ブラジルの穀物生産量は飛躍的に増大した。 近年では、環境・防災の分野の協力を進めている他、人材育成の面では、ブラジル政府が推進する 「国境なき科学(Science without Borders)」計画に日本も協力し、日本への派遣を希望するブラジル留学生に対する受け入れを、 日本の大学や研究機関等で実施している。「国境なき科学」計画に参加し、日本を選んだ理由は、 日本が工学、都市工学、建設分野において高い水準であることが知られているためである。ブラジルには現在、 日本国籍の外資系企業が455社あり、ブラジルから日本への輸出額は年間US$160億に達している。また日本は、 海外ブラジル投資国ランキングの第6位ともなっている。2014年に行われたサッカーワールドカップ、 そして本年、2015年の日伯修好通商航海条約調印120周年を記念としたさまざまなイベント、 さらには2016年のリオデジャネイロ・オリンピックとビッグイベントが目白押しであり、 ブラジルと日本は2020年の東京オリンピックへ向かってさらに関係が深まっていくことであろう。

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