2015.06.16(火)

消費者庁発表

電話勧誘を受けた経験
電話勧誘を受けた商品やサービス経験について

消費者庁発表
消費者の訪問勧誘·電話勧誘·FAX勧誘に関する意識調査

 

電話勧誘受けた商品「健康食品」第3位

 

約4割が「しつこい勧誘」経験

 

消費者庁はこのほど、「消費者の訪問勧誘・電話勧誘・FAX勧誘に関する意識調査」結果を発表した。 不招請勧誘に起因する消費者問題の現状や政策ニーズを把握し、消費者行政の施策検討に活用することを 目的にしたもの。インターネットによる調査で、有効回答数は20歳代から70歳以上の2000名。 昨今、高齢者を狙った悪質な電話勧誘が横行しているが、ここではそうした現状を踏まえ、 同調査のなかでも電話勧誘に関して絞り込み、検証してみた。まず、この5年間に電話勧誘を受けた 経験について訊ねたところ、グラフに示したように「ある」は70・2%、「ない」29・9%となった。 次に「ある」と答えたひとを対象に、その頻度を訊ねた設問では、「月に1〜2回」が33・6%で最も多く、 「半年に2〜3回」が22・0%で続いていた。設問3で訊ねたのが、表に示したように「電話勧誘を受けた 商品やサービス」の内容について。ここで最も多かったのは「インターネット回線接続」で60・4%、続いて 「投資関係(ファンド型、社債、株式等)」の37・0%、「健康食品」33・9%、「電話回線接続」(32・9%)、 「化粧品」19・5%となった。高齢者を狙った悪質な電話勧誘でも「健康食品」が商材となるケースが多く、 この調査でも電話勧誘の対象商品として「健康食品」が主力になっていることが裏づけられたといえそうだ。 意外だったのが、「化粧品」が第5位と上位であったこと。第6位は「分譲マンション」、第7位「その他」、 第8位「墓石、墓地」となっており、比較的高い年齢層を狙った商品のなかにあって、「化粧品」も 電話勧誘の対象商品であることがわかった。また、電話勧誘時に受けた「不当な行為」については、 「断ったのに勧誘を続ける」が37・5%で最も多く、「勧誘目的を告げない」30・7%、 「事業者名や名称を明らかにしない」13・7%となっている。

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