2015.09.01(火)

961人中75.1%が「知っている」

機能性を表示した「機能性表示食品」を
知っていますか?
サプリメントを購入するとき
表示に機能性が書いてあると参考になりますか?
サプリメントを購入するとき重視することはなんですか?

961人中75.1%が「知っている」

 

本紙調べ「機能性表示食品に関する認知度調査」2015年8月度
大手の宣伝力とサプリへの高い関心背景か

 

2015年4月1日にスタートした「機能性表示食品」 制度──8月25日現在、サプリメントあるいはその他加工食品として76商品の届出あり、 60日の公示期間を経て続々と機能性表示食品の発売が始まっている。そこで本紙では、 今年8月上旬に一般消費者を対象とした「機能性表示食品に関する認知度調査」を実施 (有効回答数961人)。そのなかで約75%が機能性表示食品を知っていることがわかった。

 

キユーピー、ファンケル、森下仁丹、アサヒフードアンドヘルスケア、味の素など 大手企業を中心に機能性表示食品の上市が進んでいる。新制度がスタートしてから約4カ月が経過した 8月上旬、本紙では市場における機能性表示食品の認知度をはじめとした実態調査を目的として、 一般消費者を対象にしたインターネットによるアンケート調査を実施した。設問1で訊ねたのが、 「機能性表示食品」を知っているかどうかについでだったが、「買ったことがある」が16・4%、 「知っているいるが買ったことは無い」20・2%、「聞いたことがあるがよく知らない」38・5%、 「知らない」24・9%となった。この結果から、「知っている」は75・1%にのぼり、4人中3人が 知っているという高い割合であることがわかった。ここで意外だったの「買ったことがある」が16・4%と 想定以上に高い割合を占めたこと。現状、広告宣伝力のある大手企業の商品上市が進んでいること、 サプリメントに対する関心度の高さなどが背景にあると考えられる。ただし、トクホや栄養機能食品と 混同している可能性もあると考えられそうだ。

 

サプリ購入時に重視するのは「価格」と「効能効果」「安全性」

 

設問2で訊ねたのが、「機能性表示」が参考になるかどうかについて。結果は、 「とても参考になる」が16・0%、「参考になる」35・1%となり、過半数以上の ひとが参考になるとしている。また、「内容による」が28・0%、 「あまり参考にならない」8・7%、「参考にならない」11・8%、 「その他」0・4%となった。次の設問3では、「サプリメントを購入するとき、 重視すること」について訊ねたところ、最も多かったのが「価格」で52・8%。 僅差の52・4%で「効能効果」という結果になった。続いて「安全性」が44・1%、 「メーカーや販売会社の知名度」30・8%、「原材料の品質や産地など」が27・0%と なっている。設問2と設問3の回答結果を踏まえて推察すると、サプリメント購入時に 機能性がわかることは消費者にとってもプラスのメリットをもたらすことが認識できる 結果となった。また、機能性表示食品が今後ますます市場に流通することで、 消費者側の期待感も増してくるものと考えられる。

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