2015.10.20(火)

今後ますます緊密になるタイと日本の関係

ドラッグストアーの陳列棚に並ぶサプリ

今後ますます緊密になるタイと日本の関係

 

本紙特派員が調査 タイの健康・美容産業事情レポート
活気づくタイの健康・美容産業とメイドインジャパンの信頼度

 

9月24日から、バンコクで行われたアジア最大級の美容イベント「Beyond Beauty Asean Bangkog 2015」には多くの来場者が日本ブースに足を運んだ。 日本が誇る技術力「メイド・イン・ジャパン」の信用を示していた。2014年にジェトロが行った調査によると、タイに進出している日系企業は4567社で、 6年前の2008年の調査と比較すると683社増加している。また在留邦人の数も2014年に外務省が発表したものでは 6万4285人と世界で5番目の多さとなっている。これは、日本国内だけでは需要の拡大が望めない今後、 海外特に中間所得者層の増加が見込まれるタイを含めた東南アジア諸国へ販路を求めていく動きの加速も要因のひとつだろう。 そこでタイに進出したい、またはタイ企業とビジネスがしたいという福岡県内の企業相談や視察アテンド、さらに経済団体や観光機関等と連携して、 県内企業の展示会や商談会のサポート等を行っているのが福岡県。日本からだけでなく、タイの工業省主催で、福岡への企業視察などを支援し、 年1回の相互交流を推進している。またタイ企業の中にも日本への進出を考えている企業も少なくない。特に健康・美容産業においては、 タイが持つ豊富な機能性素材を、需要の多い日本でビジネスに繋げていきたいと画策する企業もある。今後、アセアン統合も含め東南アジアの 中心的役割を担うタイと日本との関係はますます緊密になるものと思われる。そこで今回は2面以降で、これらのタイと日本の緊密な関係の具体的な動きについてお伝えする。

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