2021.04.02(金)

認知症は魚介類の摂取量が多いほどリスクの低下! ~国立がん研究センター 予防研究グループ~

平成2年(1990年)に長野県佐久保健所管内の南佐久郡8町村(1990年時点)に居住した40~59歳の約1万2千人のうち、1995年と2000年のアンケートに回答し、かつ、平成26-27年(2014-15年)に行った「こころの検診」に参加した1127人のデータにもとづいて、魚介類、また魚に多く含まれるn-3系多価不飽和脂肪酸の摂取量とその後の軽度認知障害・認知症との関連を調べた結果が公表された。ちなみに、海外のある研究では、認知症の3分の1は、そのリスク要因をとりのぞくことで予防されると推計されており、正常と認知症の中間といわれる軽度認知障害(MCI)や、認知症を早期に発見し予防につなげることが重要であると考えられている。

 

先行研究では、魚摂取は認知症リスク低下と関連があるとの報告があるが、欧米で行われた複数の論文の結果をまとめたメタアナリシスでは、明らかな効果は示されていなかった。これは、魚の摂取量に地域差があることや追跡期間が短いこと等が考えられる。そこで、今回の研究では、魚介類摂取量が欧米と比べて多い日本人における中年期の魚介類やn-3系多価不飽和脂肪酸の摂取量がその後の認知症のリスクとどのような関連がみられるかが調査された。

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