2022.05.09(月)

拡大を続ける健康食品市場

健康食品市場規模推移・予測

●海外向け健康食品や機能性表示食品を中心に市場が拡大

〜矢野経済研究所調べ〜

 

 

 矢野経済研究所は国内の健康食品市場を調査し、各セグメント別の動向、参入企業の動向、将来展望を明らかにした。

 健康食品の市場規模はメーカー出荷金額ベースで、2020年度が8,659億9,000万円(前年度比0.4%増)と推計し、2021年度は8,880億3,000万円(同2.5%増)を見込む。新型コロナウイルス感染拡大の影響により、消費者の健康・免疫に対する関心が高まったことに加え、巣ごもり需要から通信販売を中心に市場が伸長したこと、また、コロナ禍における新生活(ニューノーマルな)様式の中で在宅時間の増加や、運動不足による肥満の増加、膝や筋肉の衰えへの不安、睡眠・ストレスの増加など、健康面での不安に対する対策として機能性表示食品を中心とした需要が見られ、市場拡大に繋がると見込んでいる。
 さらに流通別に内訳をみると、2020年度の海外(一般貿易、越境EC)向けの市場規模が122億2,000万円(前年度比26.2%増)と100億円の大台を突破した。2020年度は国内でのインバウンド(訪日外国人客)需要が消失した中で、日本製の健康食品の人気の高さから、アジア圏を中心に売上を伸ばす企業が散見されている。

 

●拡大する機能性表示食品市場

 

機能性表示食品の市場規模はメーカー出荷金額ベースで、2020年度が・・・・・・・

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