2022.06.21(火)

「発酵紅参エキス」の破骨細胞分化抑制作用を日本薬学会大会にて発表  〜 ナガセビューティケァ 〜

 ナガセビューティケァ(本社東京都中央区、千葉敏英社長)は、同社が研究開発を進めてきた「発酵紅参エキス」に破骨細胞の分化と過剰な活性化を抑制する作用のあることを確認し、第142 回日本薬学会大会(オンライン開催 2022325日〜28)において発表した。

 骨は生体を支えるために重要な器官であり、骨を作る骨形成と骨を溶かす骨吸収が骨代謝のバランスをとっている。骨髄内の免疫細胞マクロファージは、TNFサイトカインファミリーであるReceptor activator of nuclear factor kappa-Β ligand(以下 RANKL)刺激により骨吸収を行う破骨細胞(1)へ分化することが知られている。加齢などにより、マクロファージの破骨細胞分化が過剰に促進され、骨吸収が過度に行われることで、骨代謝のバランスが崩れてしまう。自己免疫疾患である関節リウマチや骨粗鬆症では、破骨細胞の骨吸収が過剰になることが知られており、このように、マクロファージの働きは、骨代謝に関連があることがわかっている。

 紅参(Red Ginseng)は高麗人参として知られるオタネニンジンを蒸して乾燥させたもので、蒸す工程を経ることでオタネニンジンの有効成分が変化するため、紅参特有の効果をもたらすことが知られている。同社はこの紅参に着目し、紅参の機能性をより向上させるため、乳酸菌と多糖分解酵素を利用した新たな食品素材「発酵紅参エキス」を開発し、研究を推進してきた。

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