2022.11.07(月)

多様化する健康ニーズに対応した商品展開が進む『ウエルネス飲料』

 総合マーケティングビジネスの富士経済は、商品パッケージやブランドサイトなどで、メンタルやフィジカルの健康に良い効果があると訴求している飲料を『ウエルネス飲料』と定義し、国内市場を調査し、その結果を公表した。調査では、ウエルネス飲料を成分付加型(乳酸菌やビタミン、カルシウム、食物繊維、カテキンなどの成分を添加した飲料)、オフゼロ型(カロリーや糖類、カフェインなど特定成分を低減した飲料)、素材訴求型(カテキンやポリフェノール、クエン酸といった原料に含まれる成分を訴求した飲料)とに分け、市場を分析した。また、ウエルネス飲料のうち、注目度が高い美容・インナービューティー、ストレス緩和・睡眠サポート、リフレッシュ、リラックス、栄養補給ドリンクを「NEXT健康飲料」と定義して調査を行った。

 

 ウエルネス飲料市場は、2020年に前年を下回ったが、2021年は新型コロナウイルス感染症の流行やそれに伴う生活環境の変化で、免疫維持やストレス緩和などを訴求した商品の需要が高まり、購入につながったことから、コロナ禍前の2019年を上回っており、2022年の市場も引き続き拡大が予想される。また、外出機会の減少で止渇目的の飲料の購入が減り、飲料メーカーは健康を目的とした商品の展開を強化している傾向が見られ、今後も多様化する健康ニーズに対応したウエルネス飲料は増えて行くことが予想され、2025年の市場は・・・・・・

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