2022.11.07(月)

2021年の柔道整復・鍼灸・マッサージ市場の推計は前年比5.3%増の9.680億円 〜 来院患者数がコロナ禍前の水準に戻り市場規模は復調傾向に 〜

 矢野経済研究所は、国内の柔道整復・鍼灸・マッサージ市場を調査し、市場規模・動向、参入企業の動向、将来展望を明らかにした。

 

 接骨院や鍼灸院、マッサージ院等で行われる施術は、いずれも国家資格者である施術者が行う医療類似行為(サービス)として位置づけられており、整形外科での医療行為や整体・カイロプラクテイックなど民間資格を持つ施術者による療法とは異なる。
国内の柔道整復・鍼灸・マッサージ市場は、2020年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で接骨院・鍼灸院・マッサージ院いずれも来院患者数が減少し、2020年の同市場規模(事業者売上高ベース)は前年比94.6%の9,190億円となった。2021年は患者数がほぼコロナ禍前の水準に戻ったことから、同市場は同105.3%の9,680億円と推計した。

 

 コロナ禍によりテレワークなど在宅時間が増え、ビデオチャットやオンライン会議などで液晶画面を見る機会が多くなっており、それに伴い接骨院や鍼灸院での施術傾向が変化している。

 接骨院では、腰痛や頭痛、眼精疲労、肩こりなどの症状を訴える患者が増加しており・・・・・・

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