2023.08.15(火)

日本国内の3大死因は「悪性新生物」「心疾患」「老衰」 〜 厚生労働省が2022年の人口動態統計を発表 〜

グラフ1 主な死因の構成割合(2022年)
※出典:厚生労働省令和4年(2022年)人口動態統計月報年計の概況より

 厚生労働省は6月2日に2022年の人口動態統計を公表した。人口動態統計は、出生・死亡・死産・婚姻・離婚の実態を把握することを目的にした基幹統計で、0〜100歳以上までの年齢階級別・男女別の死因順位もまとめている。

 

 2022年の男女合わせた死亡数は156万8961人で、前年の143万9856人より12万9105人増加した。2年連続で増え、過去最多になった。新型コロナウイルス感染症による死亡数は4万7635人。グラフ1は男女を合わせた死因の構成割合で、日本の3大死因は1位が「悪性新生物(いわゆるガン・腫瘍)」で24.6%。2位は「心疾患」で14.8%、3位が「老衰」で11.4%となっている

 

 2022年の死亡数は男女間で大差はなく、女性769628人、男性799333人。死因で有意差が見られるのは「悪性新生物」で、男性は女性より約6万人多い。一方で「老衰」は圧倒的に女性に多く、男性の2.5倍以上で、約8万人程度の開きがある・・・・・・・

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