2023年10月16日(月)〜18日(水)の3日間に渡り、インテックス大阪の1〜6B号館において、ビューティーワールドジャパンウエスト(主催・メッセフランクフルト ジャパン)が開催された。同展示会はビューティビジネスに関わるあらゆる製品、サービス、情報、技術が集まる西日本最大級の総合ビューティ見本市で、今年で18回目の開催となった今回は韓国、中国の海外パビリオンのほか、アラブ首長国連邦、イスラエル、台湾からの出展者を含む 522 社(国内447社、海外75社)が出展し、エステ・ネイル・ヘアなどの美容業界関係者に向けて最新製品や技術を発表。来場者は3日間で前年の33.408名を上回る33.829名で、出展者・来場者数ともに過去最高を記録した。
出展エリアは製品やサービスを実際に体験できることもあり、出展者と来場者が真剣にやり取りする様子や熱心に商談する姿が会場内の至る所で見られた。出展社からは、「初日だけで昨年分の来場者がブースに来た。新規顧客開拓が目標で出展しており、1日で達成することができた。」、「商品の知名度を上げるため、今年2月のビューティーワールドジャパン福岡に出展したところ想定以上に評判が良かったので出展スペースを増やして東京、名古屋、今回の大阪と4会場すべてに出展した。今回の大阪でもとても反響が良く、手が回らない状況が続いた。海外来場者にも好反応で、海外展開を考えているため、次につながりそうだ」、「エステティック業界関係者と出会うために出展した。来場者の質も良く、「ビューティーワールドジャパン」は業界の見本市としてナンバーワンと考えている」などの声があった。
また、来場者からは「ネイルサロンで使用したい商品を探しに来た。欲しいものを見つけることができた。とても活気のある見本市なので、来年もぜひ来場したい」、「コロナ禍が明けて4年ぶりに来場したが、出展者数や取り扱う商品が増えていて驚いた。初日と3日目の2日間来場したので、ゆっくりと見ることができて満足している」などの声も上がった。
同展示会は販売促進を担う一方で、業界健全化のためのコンプライアンス強化にも注力しており、来場者に目的にあった正しい美容機器を選ぶための知識を伝える啓発活動に継続的に取り組んでいる。経済産業省と消費者庁の関係者を招いて HIFU(ハイフ)機器規制の最新情報を伝え、一般社団法人日本エステティック工業会は美容ライト脱毛における業界の取り組みと脱毛機器を選ぶポイントを説明するセミナーを開催した。また、美容機器購入に関する相談コーナーも設置し、機器購入に対する疑問や問合せなどに対応していた。