2024.07.19(金)

国内死亡要因の第1位は「がん」で全体の25% 〜 厚生労働省・2022年人口動態統計で明らかに 〜

<表1>令和4年(2022年)の主な死因の構成割合
(出典)厚生労働省「令和4年 人口動態統計月報年計の概要」
<表2> 主な死因別にみた死亡率(人口10万対)の年次推移
(出典)厚生労働省「令和4年 人口動態統計月報年計の概要」

  厚生労働省がまとめた2022年(令和4年)の人口動態統計で、2022年の死亡者数を死因順位別にみてみると、第1位は悪性新生物(腫瘍、いわゆる「がん」)で 38万5787 人(死亡率(人口10万対)は316.1)、第2位は心疾患(高血圧性を除く)で 23万2879人(同190.8)、第3位は老衰で17万9524人(同147.1)、第4位は脳血管疾患で10万7473人(同88.1)となっている。(表1)

 

主な死因別の死亡率の年次推移をみると、悪性新生物<腫瘍>は一貫して上昇しており、昭和56年以降死因順位第1位であり、令和4年の全死亡者に占める割合は24.6%となっている。

心疾患(高血圧性を除くは、昭和60年に脳血管疾患にかわり第2位となり、令和4年は全死亡者に占める割合は14.8%となっている。

老衰は、昭和22年をピークに低下傾向が続いたが、平成13年以降上昇しており、平成30年に脳血管疾患にかわり第3位となり、令和4年は全死亡者に占める割合は11.4%となった。

 脳血管疾患は、昭和45年をピークに低下傾向が続き、令和4年の全死亡者に占める割合は6.8%となっている。(表2)

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