健康ジャーナル

 
  
素顔
 
  
  
  
有限会社レックス・プロジェクト
代表取締役 浅田 晃 氏
あさだ あきら プロフィール
総合通販企業での勤務を活かし、平成16年に独立し開業。化粧品を主軸に卸販売と直販の販売チャネルを確立。直販ルートへは自社開発の商品展開に力を入れるなど、独自の手法で事業展開している。
  
 
  

第4回
有限会社レックス・プロジェクト
代表取締役 浅田 晃 氏

店販からネット通販まで
幅広い販売チャネル構築し展開

有限会社レックス・プロジェクトは化粧品を主軸に卸販売と直販を手掛けている。仕入れ商品は卸販売、自社開発商品は直販と完全に裾分けした戦略を持ち、着実に業績をあげている。同社の浅田晃社長に話を聞いた

 

直販ルートの強化を目指し
自社開発商品に力を入れたい

総合通販会社の勤務で健康食品と化粧品学ぶ

──御社は化粧品販売を主軸に置かれていますが、会社を設立した経緯や、取り扱う商品についての考えなど教えてください。

浅田 創業する前は総合通販の会社で働いていました。総合通販ですから扱う商材も国内外の様々なものでした。ただ、私個人としては「メイド・イン・ジャパン」の健康・美容商材を取扱いたいと思っていて、当時、健康食品や化粧品を取り扱うことも多くお客様からの反響も高かったですね。特に化粧品はメイド・イン・ジャパンのこだわりの商品ブランドが多く、それまでの経験を生かし平成16年に創業しました。健康食品は法律の規制が厳しく、販売していく難しさを感じていました。一方、化粧品は法律の規制は厳しいのに変わりはありませんが、表示できるワードが明確にされていることで健康食品に比べて販売はルールが明確だと思い、また幅広いニーズもあるため化粧品販売に主軸を置くようにしたわけです。

──御社は卸販売(B to B)と直販(B to C)の両チャネルで展開していますが、それぞれの特徴は何でしょう?

浅田 まず卸販売ですが、基本は仕入れ商品を販売しています。販売先はネットを含む通販系の媒体掲載をはじめ、ドラッグストア、 バラエティショップ等が中心になります。一方、直販では自社開発商品のみを扱い、ネット上のバナー広告やSNSなどを活用し、自 社のサイトに入ってきてもらいファンを増やす形です。

──幅広い販売チャネルを持たれているとメーカーからの提案も多いのではと思いますが、取り扱いを決定す る上での基準は何でしょうか。

浅田 まずは、ご提案頂いた商材の市場をリサーチし、他の商材に比べて特徴があるかどうかを検討します。次に製造工場がしっかりしているかを確認します。原則はメイド・イン・ジャパンですが、海外物でも産地や製造工程などトレサビリティーが確立していれば検討はできます。

「こだわり商品」の開発で従業員のやりがいが増す

──最近の売れ筋を聞かせてください。

浅田 時短コスメ、いわゆるオールインワン商品が人気です。忙しい中で、手軽にしっかりと使えるアイテムが受け入れられているのだと思います。

──今後の事業展開は?

浅田 自社開発商品の直販を強化していこうと考えています。ネットの他に、紙媒体などにも注力していこうと思います。製造リスクなどを考えるとリスクは高くなりますが、自分自身でのこだわりの商品を販売できることに加え、従業員にとってもやりがいが増します。

──忙しく仕事に集中する毎日だと思いますが、休日などの過ごし方を最後に教えてください。

浅田 ガーデニングですね(笑)。それもプランター菜園です。ゴーヤやキュウリ、トマトなどプランターでも作れるものが多いですよ(笑)。旬の素材を旬の時期に食べるのが健康維持にも良いです。意外に地味ですが息抜きには良いですね。

──ありがとうございました。

【企業データ】

■有限会社レックス・プロジェクト
■〒103-0004 東京都中央区東日本橋2-27-7 東京装粧会館ビル5階
TEL:03-3865-3728 FAX:03-3865-2637
■事業内容:化粧品の企画・開発・販売
http://www.pafetto.jp/

内容は取材当時のものです。【2015年05月19日号より】
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